この記事では、「ビプレッソ」と「セロクエル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ビプレッソ」とは?
双極性障害の治療に用いられる徐放錠を意味する言葉です。
「徐放錠」は、薬の成分がゆっくりと体内に吸収されるように設計された剤形で、これにより副作用が少なく、1回の服用で長時間効果が持続できます。
また、「ビプレッソ」は、双極性障害のうつ状態に効果的で、1日1回の服用で済むことが特徴として挙げられます。
「セロクエル」とは?
統合失調症の治療に使用される普通錠、もしくは細粒タイプの医薬品を意味する言葉です。
「セロクエル」は、陽性症状だけでなく、陰性症状や認知機能の改善にも効果が期待できます。
また、気分の安定にも効果があり、うつ病や双極性障害の治療薬としても使用されることがあると考えられます。
「ビプレッソ」と「セロクエル」の違い
「ビプレッソ」と「セロクエル」の違いを、分かりやすく解説します。
「ビプレッソ」と「セロクエル」は、どちらも有効成分としてクエチアピンを含む医薬品を意味する言葉ですが、いくつかの違いがあります。
「ビプレッソ」は、双極性障害におけるうつ症状の改善を目的として開発された医薬品のことです。
徐放錠として設計されており、1日1回の服用で済みます。
理由としては、薬剤がゆっくりと体内に放出されることで、一定の効果を長時間持続させられるためだと言えます。
その一方で、「セロクエル」は、統合失調症の治療に用いられる医薬品のことです。
普通錠や細粒があり、1日3回程度の服用が必要だとされます。
食事の影響を受けにくいですが、その分、服用回数が多くなります。
まとめ
「ビプレッソ」と「セロクエル」の違いは、「ビプレッソ」が徐放錠である点と、適応症が異なる点だと言えます。
「ビプレッソ」は、双極性障害のうつ状態に対して用いられ、「セロクエル」は統合失調症に対して用いられるという点で異なると言えるでしょう。
