「仮想」と「空想」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「仮想」と「空想」の違いとは?言い換え

この記事では、「仮想」「空想」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「仮想」とは?

この世の中に存在していないものではありますが、仮にあると想像することを「仮想」【かそう】といいます。

例えば、「仮想通貨」というと本当に貨幣が手元にあるように考えながらお金を預ける行為を指すのです。

また、「仮想現実空間」なら仮に頭の中で本当に存在するように場所を浮かべて、行き来したつもりを擬似体験します。

「空想」とは?

現実ではないものを頭の中で想像することを「空想」【くうそう】といいます。

自分だけが頭の中で独創的に想像した世界は現実とかけ離れているので期待できません。

あまりにも非現実的な想像でもあり、ただ夢見るように現実にはならずに終わってしまうのです。

そのため、頭の中で空を飛びたい、一瞬で子供の頃に戻れたらいいと「空想に耽る」だけで終わってしまいます。

「仮想」と「空想」の違い

ここでは「仮想」「空想」の違いを、分かりやすく解説します。

自分が頭の中で考えたことが現実的になるように空想することを「仮想」といいます。

現実にはないものが手元にあると想像しながら取り掛かるとまるで現実的と思えるので楽しめるのです。

もう一方の「空想」は、現実にはならないと思うことを想像して終わってしまう非現実的な世界を指します。

例えば車を海に浮かべて航海したい、虹の上を歩いて向こう岸へ渡りたいと想像して楽しむのです。

「仮想」の例文

・『お金は無いので、ゲームの世界で仮想現実に耽る』
・『子供の頃は仮想の世界が現実であると思っていた』

「空想」の例文

・『海外の城に住み、大勢の美女と生活する日々を空想する』
・『自分で組み立てたロケットで宇宙を巡る空想して楽しむ』

まとめ

「想」を使っていますが、「仮」「空」の違いによりまた異なる意味として使われています。

何を想像するか頭の中で考えればうまく比較できるでしょう。