「元祖」と「初代」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「元祖」と「初代」の違いとは?言い換え

この記事では、「元祖」「初代」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「元祖」とは?

物事を1番最初に始めた創始者を「元祖」【がんそ】といいます。

例えば、その地域で初めて麺に海老の殻を入れて、海老でスープをとったラーメンを提供した人が出す料理と店を「元祖」というのです。

使い方としては「元祖 激辛つけ麺]といって新しい店とは区別して客を呼びます。

仏教の世界では法然というその宗派開いた祖を指すのです。

「初代」とは?

家系において1番最初となる人を「初代」【しょだい】といいます。

使い方は「初代○○座」と歌舞伎の世界では初めて誰が座長になったか具体的に名前を出すのです。

また、「初代、ドラマの登場人物」を紹介して、誰が初めてその作品に選ばれて、登場していたか伝えます。

他にもその店を初めて始めた人や、芸道に興味を持って志して歩み、人々にその面白さ広めた者を指すのです。

「元祖」と「初代」の違い

ここでは「元祖」「初代」の違いを、分かりやすく解説します。

家系において始祖ともいうべき1番先に事を始めて、世の中に広めた人を「元祖」といいます。

まだ世の中に知られていない物事を最初に始めて伝えた人を尊敬する意味も込めて使うのです。

もう一方の「初代」は店を初めて開いたり、その家系において初めてとなる人を指します。

「初代 八王子店」といったように、1番先にその料理を作って提供した店は何町にある店と伝えるとき使うのです。

「元祖」の例文

・『この店は春巻きの元祖としてよく知られている』
・『うなぎの蒲焼を広めた元祖の店は連日客で満員だ』

「初代」の例文

・『ソースカツ丼を作って客に出した初代 喜多方店に行った』
・『彼は40歳にして初代技術職に就き、仕事した人だった』

まとめ

何か始めた人を指しますが、また違う意味を含みます。

どう使うかに着目して、何を始めた人か詳細を伝えてみましょう。