「固定金利」と「変動金利」はいずれもお金に関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚えることが必要です。
この記事では、「固定金利」と「変動金利」の違いを分かりやすく説明していきます。
「固定金利」とは?
「固定金利」は「一定の場所や状態から動かないこと」を示す「固定」と、「貸金や預金に対する利子や利息、またはその利率」を示す「金利」が組み合わさった言葉で、「こていきんり」と読みます。
「預金や貸付金、公社債などの金利が、それらの約定期間のあいだ一定であること」を意味します。
「変動金利」とは?
「へんどうきんり」と読む「変動金利」は、「事態が動き変化すること」を表す「変動」と、「貸金や預金に対する利子や利息、或いはその利率」を表す「金利」から成る言葉です。
「預金や貸付金、公社債などの金利が、市場金利の情勢を反映して一定期間ごとに変動するもの」を意味します。
「固定金利」と「変動金利」の違い
「固定金利」と「変動金利」の違いを分かりやすく解説します。
「固定金利」は、「預金や貸付金、公社債などに適用される金利が、満期や返済、償還まで一定であること」という意味があります。
住宅ローンの場合、固定の期間は2年や5年、10年や20年などから選ぶことが可能で、固定期間が長くなるほど適用される金利が高くなるようです。
「固定金利」には、借入時の金利を返済開始から返済終了まで固定する「全期間固定金利」、借入時から一定の期間金利を固定する「当初固定金利」といった種類があります。
一方、「変動金利」は「預金や貸付金、公社債などに適用される金利が、市場金利の情勢に応じて変動するもの」を意味する言葉です。
住宅ローンの場合、「変動金利」の基準となる金利は、金融機関が1年以内の融資をおこなう際の最優遇貸出金利を示す「短期プライムレート」と連動するのが一般的とされています。
まとめ
「固定金利」は「預金や貸付金、公社債などの金利が約定期間のあいだ一定であること」を示し、「変動金利」は「預金や貸付金、公社債などの金利が、市場金利の情勢を反映して一定期間ごとに変動するもの」を示します。
ぜひ金融に関する言葉の違いを知る参考にしてください。