この記事では、「烏骨鶏」と「ニワトリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「烏骨鶏」とは?
「烏骨鶏」【うこっけい】は、「ニワトリ」の一種で天然記念物に指定されている鳥です。
最大の特徴は、ほかの「ニワトリ」と異なり、肉、骨、内臓、皮膚がメラニン色素の沈着によって紫黒色をしているところです。
この「烏骨鶏」という名前は、骨の色がカラスのように黒いことに由来しています。
その珍しい姿から霊鳥として珍重されてきました。
「烏骨鶏」は「ニワトリ」の中では小型で、羽毛は柔らかく白と黒があります。
肉や卵を食用するために飼育されており、肉は脂肪が少なく臭みがなくて、あっさりしています。
また、産卵数が少なく卵は小ぶりです。
日本には江戸時代に中国から渡来してきました。
出荷数が少なく希少価値が高いことから、一般的な鶏肉や鶏卵に比べると高価です。
「ニワトリ」とは?
「ニワトリ」は、キジ科に属し家きん化されている鳥の総称です。
漢字では「鶏」と表記し、英語では“Chicken”といいます。
頭にトサカ、あごに肉垂という装飾器官がついており、翼は小さめであまり高く飛べないのが特徴です。
「ニワトリ」は古くから世界中で家きんとして普及し、主に肉や卵を食用にするほか、観賞するために飼育されてきました。
「ニワトリ」という名前は「庭で飼う鳥」に由来しており、日本では明治時代から養鶏や品種改良が盛んに行われるようになりました。
現在では全国の養鶏場で肉用、採卵用の鶏が飼育・出荷されています。
「ニワトリ」は、品種開発によって様々な種類が存在しています。
代表的な品種には「軍鶏(シャモ)」「白色レグホーン」「白色プリマスロック」や「チャボ」「烏骨鶏」などがいます。
また、地鶏や商用種など品種は多岐にわたります。
「烏骨鶏」と「ニワトリ」の違い
「烏骨鶏」と「ニワトリ」の違いを、分かりやすく解説します。
一般的に「ニワトリ」とイメージされている鳥は、頭に赤いトサカがあり、羽の色が白や茶色の家きんです。
そのため色が黒い「烏骨鶏」は特殊な印象を持たれがちですが、「烏骨鶏」も「ニワトリ」の仲間です。
「ニワトリ」には様々な種類が存在しており、その一種に「烏骨鶏」がいます。
「烏骨鶏」が一般的な「ニワトリ」と違うところは、肉、骨、内臓、皮膚が黒いところです。
飼育が難しく出荷数が少ないので、希少価値が高く、鶏肉や卵も高めとなっています。
まとめ
「烏骨鶏」は「ニワトリ」の一種です。
肉、骨、内臓、皮膚が黒いところが一般的な「ニワトリ」との大きな違いになります。