この記事では、「あやかし」と「もののけ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「あやかし」とは?
怪士の「あやかし」は海に行くと遭遇する化け物で船が座礁したり、波にのまれそうになると現われます。
海上に出てくる「あやかし」は日本で昔から人々に恐れられている化け物でもあり、漁師や船で航海する者にとってはよく知られている存在です。
見れば難破することから、怪しいほど不思議さを感じる人を見たときも使われています。
海に船を出す機会が多い滋賀県や長崎県では恐ろしい海の妖怪として知られているのです。
「もののけ」とは?
人に憑いて悪さする妖怪を「もののけ」と呼びます。
死霊ともいうこの化け物は狙った人間に辛い目に遭わせては苦しませるのが得意です。
また、けしからぬ行いをしては喜び、人が苦しむほど楽しい気持ちになるところが人間にとって汚らわしい存在ともなります。
また、病気にして弱らせる、人間関係を悪くして孤立した姿を見て喜ぶなど一度祟られると厄介な物怪を指すのです。
使い方としては、「人間こそもののけだ」と妬みや恨みを持つ人の生霊もまた悪さする化け物になります。
「あやかし」と「もののけ」の違い
ここでは「あやかし」と「もののけ」の違いを、分かりやすく解説します。
海に船を出す人にとって、1番会いたくない妖怪が「あやかし」です。
海上で出会うと難破することから、1番出会いたくない化け物になります。
また、不思議な出来事を巻き起こす人を「彼はあやかしだ」と怪しむ場合にも使われているのです。
もう一方の「もののけ」は人間を精神的に追い詰めて苦しめたり、怪我を負わせて動けなくします。
俗に言う怨霊でもあり、厄介な物怪を指すのです。
最悪な場合死に追いやることもあり、平安時代では人に憑依して弱らせる厄介な悪霊を指す言葉でした。
まとめ
妖怪を指しますが、海で遭遇する災いをもたらす化け物か、人間を辛い目に遭わすのです。
どういった妖怪を指すか資料で調べてみるのも学べる方法になるでしょう。