この記事では、「氷酢酸」と「酢酸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「氷酢酸」とは?
「氷酢酸(ひょうさくさん)」とは、濃度がほぼ100%の「酢酸」のことを意味しています。
また、「氷酢酸」には引火性があります。
純粋な「酢酸」は冬季に凍結するので、「氷酢酸」と呼ばれています。
そして、「氷酢酸」は「氷酢」とも言います。
さらに、「氷酢酸」の英語表記は「glacial acetic acid」になります。
「酢酸」とは?
「酢酸(さくさん)」とは、化学式をCH3COOHで表す弱酸で、無色の液体を表しています。
「酢酸」はアセトアルデヒドの酸化によって得られます。
「酢酸」は刺激臭と強い酸味が特徴です。
また、「酢」は「酢酸」が主原料で、これを希釈した液体です。
「食酢」の場合は、約4%の「酢酸」が含まれています。
そして、「酢酸」は英語で「acetic acid」と表記しています。
「氷酢酸」と「酢酸」の違い
「氷酢酸」と「酢酸」の違いを、分かりやすく解説します。
「氷酢酸」とは純粋な「酢酸」のことで、濃度がほぼ100%の無色の液体です。
また、「氷酢酸」には引火性があります。
一方、「酢酸」はアセトアルデヒドの酸化によって得られ、化学式をCH3COOHで表す弱酸で、無色の液体です。
そして、食用として利用されている「食酢」には、約4%の「酢酸」が含まれています。
「酢酸」の濃度が高いものは、特に取り扱いに注意する必要があります。
「氷酢酸」と「酢酸」には、これらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「氷酢酸」と「酢酸」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「氷酢酸」は純粋な「酢酸」で、濃度がほぼ100%で、引火性があります。
「酢酸」は化学式CH3COOHで表される弱酸で、刺激臭と強い酸味があります。
どちらも無色の液体です。
「氷酢酸」と「酢酸」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。