この記事では、「禁止」と「不可」の違いを分かりやすく説明していきます。
「禁止」とは?
「禁止」は「きんし」と読みます。
「禁止」は、「ある行為を行わないように命令すること」です。
例えば、通行しないように命令するとき、「通行禁止」となります。
さらに、外出しないように命令する場合は「外出禁止」となります。
「不可」とは?
「不可」は「ふか」と読みます。
「不可」は、「よくないことやいけないこと」です。
例えば、よいところも悪いところもないような場合、「可もなく不可もなし」などと表現します。
また「不可」には「成績などの等級の最下位で、不合格などのこと」です。
例えば、落第を示す成績表の言葉が、「不可」となります。
「禁止」と「不可」の違い
「禁止」と「不可」の違いを、分かりやすく解説します。
「禁止」は、「ある行為を行わないように命令すること」です。
一方で「不可」は、「よくないことやいけないこと」です。
どちらのことも、「何かを行わないこと」に関する言葉になります。
ただし「禁止」は「法律などによる命令」なのに対して、「不可」は「倫理的な判断」という違いがあります。
「不可」とされることをしても、明確な罰則はない可能性が高いですが、「禁止」とされることをすると、法律などで罰せられる可能性があります。
「禁止」の例文
・ 『禁止区域に、思わず足を踏み入れてしまう』
・ 『禁止事項を頭に入れて、要人と会う』
「不可」の例文
・ 『立ち入り不可のエリアで、キャンプをする若者』
・ 『コピー不可という本を、図書館で読む』
まとめ
「禁止」と「不可」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。
