「シカト」と「スルー」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「シカト」と「スルー」の違いとは?言い換え

この記事では、「シカト」「スルー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「シカト」とは?

気に食わない者から話しかけられても、故意に無視することを「シカト」といいます。

元々は花札に描かれている鹿が美しく紅葉する葉に見向きもしないその姿からきている言葉です。

このような意味から、あえて嫌いな人を避けるために使う行動でもあり、仲間に入れたくないと思う気持ちを伝えます。

使い方としては、「みんなでシカトしようぜ」といえば1人だけを仲間外れにするのです。

「スルー」とは?

連絡がきても知らぬ顔して無視することを「スルー」といいます。

メールのやり取りでは「面倒な相手はスルーした」と返信したくないと思う人にはあえて連絡がきたことを気にせずに放置するのです。

それほどどうでもいいと感じる相手に対してのやり口でもあり、「スルー」された相手は苛立ちます。

また、壁や柵を通り抜けるという意味でも使われている言葉です。

「シカト」と「スルー」の違い

ここでは「シカト」「スルー」の違いを、分かりやすく解説します。

あえて無視して、本人に嫌な気持ちにさせるため行うのが「シカト」です。

嫌いな者が教室に入って来たとき背中を向けたり、声を掛けられても振り向かないといった行為して見せて、自分嫌っている気持ちを伝えます。

もう一方の「スルー」は相手から連絡がきても返信せず、無視する行為を指す言葉です。

このような意味から、物が壁をするっと問題なく通り抜けてしまうといった状況を意味します。

「シカト」の例文

・『性格が悪い女性教師は、顔が嫌いな生徒をシカトする』
・『彼氏が物を買ってくれないとき、彼女はシカトする』

「スルー」の例文

・『上司からのメールだが、返す気力がなくスルーした』
・『勢いよくラケットを振ると球がネットの穴からスルーした』

まとめ

無視するという意味がありますが、使い方に違いがあります。

どのような行動に使われているか学び、使い込んでみるといいでしょう。