「除外」と「除去」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「除外」と「除去」の違いとは?言い換え

物事や物体などを取り除くことを表す言葉には「除外」「除去」があります。

この記事では、「除外」「除去」の違いを分かりやすく説明していきます。

「除外」とは?

「除外」とは邪魔なものや余計な項目などを取り除くことを表す言葉です。

「除外」は特定の範囲や規定の外に置くことやこれらに入らないようにする時に使うことが可能です。

「除外」は英語で“exclusion”であり、こちらは排除という意味でも使われています。

「除外」の反対語は「包含(ほうがん)」であり、こちらは英語で“inclusion”と表現します。

「除去」とは?

「除去」とは邪魔なものを取り除くことを表す言葉であり、こちらは抽象的なものから汚れなどの具体的なものを表す時にも使います。

「除去」は余計なものを取りのけるという意味でも使うことが可能です。

「除去」は英語で“removal”であり、汚れなどを取る道具や薬品はリムーバーと呼ばれています。

「除去」の類義語には「撤去」がありますが、こちらは設備や建物を取り払うことを表す言葉です。

「除外」と「除去」の違い

この2つはどちらも邪魔なものや余計なものを取り除くという意味で使う言葉です。

「除外」は項目や概念、計算などにも使うことが可能であり、「除去」は物理的なゴミや汚れなどを取る時にも使うことが可能です。

「除外」の例文

・『検索エンジンを使う時には除外する言葉を決めておくといい感じになります』
・『検査値から除外していた項目がありましたが、これがどうも気になるので少し調べています』

「除去」の例文

・『机の汚れを除去するためにクリーナーを買ってきました』
・『土壌汚染を根本的に除去するのは非常に難しい問題であり、新しい技術が待たれます』

まとめ

「除外」「除去」は邪魔になっているものや余計なものを取り去ることを表す言葉です。

「除外」は計算や検索など抽象的なものに対して使うことが可能です。