物事や真理をはっきりさせて明らかにすることを表す言葉には「証明」や「立証」があります。
この記事では、「証明」と「立証」の違いを分かりやすく説明していきます。
「証明」とは?
「証明」とはある物事や事柄が真理であることや正しいことを明らかにすることを表す言葉です。
「証明」は抽象的な数学の公式や具体的な事件に関する事実など色々なものに対して使うことが可能です。
「証明」は英語で“proof”や“certification”、“evidence”と表します。
エビデンスは学問や医学などで使われる証拠を表す言葉であり、科学的な方法論に使われています。
「立証」とは?
「立証」とは証拠をしっかりと提示して明らかにすることを表す言葉です。
「立証」は特に事件の取り調べや法的な正当性を調べる時に使われる言葉であり、具体的な証拠が必要になります。
「立証」の類義語には「認証」がありますが、こちらは正当な手続きであることを証明することやデジタルなものに対する本人確認を表す意味があります。
「証明」と「立証」の違い
「証明」は物事や事柄が真理であることや正しいことを明らかにするという意味の言葉であり、数学の公式や定理、事件などを明らかにする時に使います。
「立証」はしっかりとした証拠を提示して明らかにすることを表す言葉であり、主に法律関係で使われています。
「証明」の例文
・『webサイトでは人間である証明を示すチェックが最近増えてきました』
・『この定理は未だに証明が完成していないことから懸賞金が出ています』
「立証」の例文
・『事件の立証については具体的な証拠がないから難しいと判断されました』
・『アリバイの立証のためタイムカードとレシートの提出が求められました』
まとめ
「証明」は物事が正しいことを明らかにするという意味の言葉であり、色々な場面で使うことが可能です。
「立証」は具体的な証拠を示して明らかにすることを表す言葉であり、事件や裁判などで使われています。
