この記事では、「野菜だし」と「ブイヨン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「野菜だし」とは?
「野菜だし」は「やさいだし」と読みます。
「野菜だし」は、「野菜を煮出して作る、うまみのあるだし汁のこと」です。
様々な野菜を鍋に入れて煮込み、うまみたっぷりの出汁を作る時、「野菜だし」と呼ばれます。
ニンジンやタマネギ、しいたけなど、甘みや香りが強いものを使います。
「ブイヨン」とは?
「ブイヨン」は「bouillon」とフランス語表記します。
「ブイヨン」は、「おもにフランス料理において、スープのベースとして用いられる肉と香味野菜からとる出汁のこと」です。
英語圏では「ブロス」または「スープストック」と呼ばれ、イタリアでは「ブロード」と呼ばれています。
肉を煮込むなどして作る出汁の「フォン」と比較して、「ブイヨン」は、野菜の味をより強く出す出汁として知られています。
「野菜だし」と「ブイヨン」の違い
「野菜だし」と「ブイヨン」の違いを、分かりやすく解説します。
「野菜だし」は、「野菜を煮出して作る、うまみのあるだし汁のこと」です。
一方の「ブイヨン」は、「おもにフランス料理において、スープのベースとして用いられる肉と香味野菜からとる出汁のこと」です。
どちらも、野菜を使って作る出汁であるという共通点があります。
しかし、「ブイヨン」は「フランス料理の出汁」であるのに対して、「野菜だし」は、料理を限定せずに使う言葉という違いがあります。
「ブイヨン」も「野菜だし」の一種で、「野菜だし」の中で、フランス料理に使うものを「ブイヨン」と定義することもできます。
まとめ
「野菜だし」と「ブイヨン」の違いについて見てきました。
2つの言葉には似た印象がありますが、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。