この記事では、「かんざし」と「ヘアピン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「かんざし」とは?
結んだ髪に飾りとして使う装飾品を「かんざし」といいます。
着物に合うよう髪の毛を結んだ女性が使うもので、髪の毛を結んだところに挿して使うのです。
「かんざし」を挿すと結んだ部分がほどけにくくなりますし、見た目も艶やかになりお洒落に仕上がります。
この装飾品の誕生は細い棒を髪に刺したのが始まりで、花魁は後ろに2本、前髪に6本挿しました。
何本も挿すことで売れっ子であると伝えられるのです。
また、男性が付き合いたい女性への贈り物として選んだり、結婚したいほど相手に深く心が惹かれていると伝えられます。
「ヘアピン」とは?
“hair pin”「ヘアピン」は女性が髪を結んだとき使うものです。
また、耳にかけている髪の毛が下を向いたとき顔にかからないようにピンで留めます。
また、化粧するとき一時的に前髪を横わけして留めるのです。
使い方は、髪に挟んで留めるといたって簡単に使えます。
この「ヘアピン」には1900年代初めに挟む形状のものが海外から国内に入ってきました。
元々は動物の骨を髪の毛に挿して使っていた縄文時代に、「ヘアピン」の原型が見つかっています。
「かんざし」と「ヘアピン」の違い
ここでは「かんざし」と「ヘアピン」の違いを、分かりやすく解説します。
日本では着物を着ていた江戸時代に、髪の毛に飾るものを「かんざし」と呼んでいました。
もう一方の「ヘアピン」は髪を一時的に留めたり、運動するとき乱れないように使います。
「かんざし」は髪をお洒落に飾るために使うため、可愛らしい装飾が付いているものが一般的です。
また、魔除けの意味で髪に挿したり、自分と結婚して欲しいと思う男性が女性に贈る物として選びます。
「ヘアピン」は美容院ではカールを作るときに使ったり、邪魔になる髪の毛を留めるのです。
まとめ
髪の毛に使うものを2つ取り上げましたが、装飾品か留めるため使うかに違いがあります。
どういった使い方するか調べてみるのも比較できる点になるでしょう。