この記事では、「興味がない」と「関心がない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「興味がない」とは?
心を強く惹かれるほど意欲的にはならないことを「興味がない」【きょうみがない】といいます。
周囲は楽しいと思ってやりたいと思っても、面白いと思わなければやろうとしないのです。
例えば、世界で大人気の野球選手を見ても応援しようとせず、テレビ画面すら見ないほどそそられません。
このように好みでもなく、趣味にもならないと思う事に視線を向けない状態を指します。
「関心がない」とは?
注意を持って物事を気にかけようとしないことを「関心がない」【かんしんがない】といいます。
何事にも興味を示さなかったり、ある分野に特化してまったくやりたいと思わないとき見向きもしないのです。
使い方としては、「異性に関心がない」といえば男性が女性に興味を示さないと言えます。
反対に、興味はあっても他人にはまったく関心を持たない状況でも使えるわけです。
「興味がない」と「関心がない」の違い
ここでは「興味がない」と「関心がない」の違いを、分かりやすく解説します。
まるで心が惹かれないことを「興味がない」といいます。
他人や流行にさえ積極的に関わろうとせず、消極的な行動を見せるのです。
「興味がない人」は行動も鈍く、自分の考え方を簡単に変えないところが長所でもあります。
もう一方の「関心がない」は物事を注意して気にかけて、動こうとしない人を指すのです。
「興味がない」といった方が好奇心をそそられない気持ちが強く出ていて、「関心がない」は気にかけないという意味で使われています。
「興味がない」の例文
・『美人なのに姉は30代になっても恋愛に興味がない』
・『これだけ世界で話題となっても、妹は野球に興味がない』
「関心がない」の例文
・『家の前が汚くても関心がない兄は掃除しようとしない』
・『海外に関心がない姉だけが外国の生活に溶け込まなかった』
まとめ
どちらも自分の方から関わろうとしない意味として使われています。
ただ、「興味」と「関心」に違いがありますので、どう使うかに焦点を当てて学んでみましょう。