「謂う」と「曰く」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「謂う」と「曰く」の違いとは?二語の違い

この記事では、「謂う」「曰く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「謂う」とは?

「謂う」「いう」と読み、他にも、「言う」「云う」の漢字表記があります。

これらの意味は、言葉を口から出すことや、思っていることを言葉に出して表すことを意味しています。

または、「称する」「呼ばれている」などの意味があります。

さらには、物が音を立てることを擬音語を用いて表しています。

中でも、「謂う」は特に、「所謂(いわゆる)」などでも用いられるように、「世間一般にいわれている」というような意味合いがあります。

また、「謂う」と意味が似ている言葉には、「いわゆる」「いうところの」などが挙げられます。

「曰く」とは?

「曰く」「いわく」と読み、込み入った事情や理由などを表しています。

または「言うことには」「言うには」などの意味があります。

「曰く」と似た意味を持つ言葉としては、「理由」「事情」「わけ」「言う」などがあります。

「謂う」と「曰く」の違い

「謂う」「曰く」の違いを、分かりやすく解説します。

「謂う」「いわゆる」「いうところの」など、「世間一般にいわれている」という意味を含んでいます。

一方、「曰く」は込み入った事情や理由を意味し、他にも「言うことには」などを表しています。

「謂う」「曰く」には、これらのような違いが見られます。

「謂う」の例文

・『「エノコログサ」「猫じゃらし」とも謂われています』
・『この名前の謂われは諸説あります』

「曰く」の例文

・『本人曰く、電車が遅れたと言っていました』
・『「曰く因縁(いわくいんねん)」とは、以前からの込み入った事情のことを意味しています』

まとめ

今回は「謂う」「曰く」の意味や違いなどについてご紹介してきました。

「謂う」「いわゆる」「いわれ」などを表しています。

「曰く」は込み入った事情や、「言うには」などの意味があります。

「謂う」「曰く」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。