この記事では、「ラック」と「キャビネット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラック」とは?
家具の「ラック」は、英語で“rack”と表記し、物を置いたり掛けたりするために設置する棚や台を指します。
一般には、物を置くための棚板と板を支える柱で構成された家具や架台を指し、商品を陳列するための什器、荷物を吊るしたり収納したりする家具、コンピュータを設置するための台などを含みます。
意味の似ている用語には「シェルフ」があります。
「シェルフ」は物を置くための棚板がある家具のことです。
「ラック」もその一種にあたりますが、一般に「シェルフ」は扉がない収納家具、「ラック」は物を吊るしたり掛けたりもできる棚、といったニュアンスで使われています。
スチール、合板、木で作られたものが一般的で、用途や環境にあわせて選ぶことができます。
「キャビネット」とは?
「キャビネット」は、扉や引き出しのついた箱型の戸棚のことです。
英語では“cabinet”と表記し、扉や飾りのついた戸棚を意味します。
一般には、箱型の収納家具で扉や引き出しがある戸棚を指し、「たんす」もその一種に含まれます。
主に小物や衣類、日用品などを収納するために用いられ、食器棚や本棚のように用途が特定されているものもあります。
また、さまざまなタイプの製品が展開されており、扉がないもの、ビルトインタイプなど種類は多岐にわたります。
「ラック」と「キャビネット」の違い
「ラック」と「キャビネット」の違いを分かりやすく解説します。
これらは家具の一種で、物を収納するために使うところが共通しています。
ただし、それぞれの言葉の定義や特徴は異なります。
「ラック」は物を置いたり掛けたりして使う棚や台、「キャビネット」は扉や引き出しのついた箱型の戸棚です。
製品によってはほとんど見た目が変わらないものもありますが、「ラック」は扉や引き出しがないオープンな棚、「キャビネット」は扉や引き出しが付いていて中が見えない戸棚といったニュアンスの違いがあります。
まとめ
「ラック」と「キャビネット」は私たちの身近にある家具ですが、互いの違いが分かりにくい用語でもあります。
「ラック」はオープンな棚や台、「キャビネット」はたんすや食器棚のように扉や引き出しがある家具、と考えるとイメージしやすいでしょう。
