この記事では、「介入」と「関与」の違いを分かりやすく説明していきます。
「介入」とは?
「介入」は「かいにゅう」と読みます。
「介入」は、「当事者以外の者が入り込むこと、争いやもめごとなどの間に入って干渉すること」という意味があります。
ちなみに「干渉(かんしょう)」には、「他人のことに立ち入って、自分の意志に従わせようとすること」、また国際法においては、「一国が他国の内政や外交に、その国の意思に反して介入すること」という意味があります。
例えば、Aという国と、Bという国がもめているときに、Cという国が入り込み、干渉しようとするとき、「国際紛争にC国が介入する」などという文章にすることができます。
「関与」とは?
「関与」は「かんよ」と読みます。
「関与」は、「ある物事に関係すること」という意味があります。
例えば、ある事件が起こった時、その事件に関係している人がいる場合は、「事件に関与している」と表現できます。
「介入」と「関与」の違い
「介入」と「関与」の違いを、分かりやすく解説します。
「介入」は、「当事者以外の者が入り込むこと、争いやもめごとなどの間に入って干渉すること」という意味があります。
「一方で関与」は、「ある物事に関係すること」という意味があります。
このように、「介入」も「関与」も、ある出来事や事件などに関係するという共通点があります。
しかし、「関与」は、「関係していること」だけを意味する言葉なのに対して、「介入」は、関係しているだけでなく、「入り込む」「干渉する」という意味を含むという違いがあります。
「介入」の例文
・ 『人間が介入していない、手つかずの自然』
・ 『親が子供の喧嘩に、介入しすぎないようにする』
「関与」の例文
・ 『Aさんの関与を認められない』
・ 『不正に関与していないと主張する』
まとめ
「介入」と「関与」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。