この記事では、「ID」と「パスワード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ID」とは?
「ID」とは利用者ごとに割り振られる符号です。
管理者はこの符号を使って利用者を区別管理します。
この利用者はどういったことをしたのかという履歴であったり、利用したことによる特典の管理などもこのIDと紐づけして行われるので、IDを取得しないとサイトを利用できないということも珍しくありません。
不特定多数が利用するウェブサイトなどで、個人を区別するための名前や記号となるものがIDと言えます。
「パスワード」とは?
「パスワード」とは本人かどうか確認するための合言葉です。
IDなどで利用者を区別していても、それだけでは利用者本人なのか、IDや証明書を入手した他人なのかの判断ができません。
なので本人だけが知っている文字や数字の組み合わせを知っているかどうかによって、それが本人なのか他人なのかを判断するための文字列がパスワードです。
言葉という意味のワードという単語が使われてはいますが、既存の言葉そのままだと他人でも偶然正解してしまう恐れがあるので、既存の言葉ではない文字や数字の羅列が推奨されます。
「ID」と「パスワード」の違い
「ID」と「パスワード」の違いを、分かりやすく解説します。
利用者ごとに割り振られた符号が「ID」で、利用している人がその本人かを確認するための合言葉が「パスワード」です。
利用者の管理は「ID」に関連付けて行われていますが、そのIDを名乗る人いてもそれだけでは本人なのかどうか判断できないので、本人か他人なのかを判断するために「パスワード」を知っているかどうかで確認します。
まとめ
利用者を管理するために直接的に使われているのは「ID」で、「パスワード」は本人かどうかを証明するためのものです。
そのため利用者からすると「ID」と「パスワード」はセットで覚えておく必要がありますが、提供者や管理者の立場から見ると「ID」さえあれば管理できるので、各人の「パスワード」はそれほど重要ではありません。