この記事では、「意義」と「大義」の違いを分かりやすく説明していきます。
「意義」とは?
「意義」は、「いぎ」と読むのが正しい読み方です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、心や考え、気持ちに思い等の意味を持っている「意」の漢字に、道理に従い行動する事を意味する「義」の漢字を合体させる事で完成した言葉となっています。
以上の事から「意義」は、言葉により表される内容とかその事柄に相応しい価値、という意味を示すのです。
「大義」とは?
「大義」は、「たいぎ」と読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、形や規模がおおきいとか、量や数が多いという意味を有する「大」の漢字に、人として行うべき正しい筋道という意味がある「義」の漢字付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ「大義」は、人として守るべき道義や、大切な事柄といった意味を表します。
「意義」と「大義」の違い
「意義」と「大義」の違いを、分かりやすく解説します。
意義と大義の漢字表記を比較してみると、直ぐに「意」と「大」という漢字の違いが存在する事に気付けるものです。
所が次の「義」の漢字は同じである上に、表現する意味には似ている部分も見られます。
とはいえ表す意味にも違いがあり、「意義」は言葉により表現される重要な内容とか、値打ちといった意味を示すのです。
一方の「大義」は、意義の意味をより強めた、重要な意義や、人として守るべき道義を意味します。
「意義」の例文
・『私は意義のある人生を送りたいと考えています』
・『今日は有意義な一日を過ごす事が出来ました』
「大義」の例文
・『大義は我々の側にあります』
・『これまで多くの人々が自由という大義を得るために戦いました』
まとめ
2つの言葉には、「義」という漢字が使われているだけでなく、指し示す意味合いには似ている部分があるのです。
ですが表現する意味には違いがあるので、それぞれの言葉の意味を把握すれば問題なく使い分け出来ます。
ちなみに「意義」は、言葉により表れる意味や内容とか、その事柄に相応しい価値という意味を表すのです。
対する「大義」は、大切な意義や、人として守るべき道義とか、国家等への忠義といった意味を表現します。