この記事では、「とりあえず」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「とりあえず」の意味
「とりあえず」の意味は以下の通りです。
1つ目は「いましばらくの間は」という意味です。
2つ目は「他のことは置いておきまず」という意味です。
漢字で「取り敢えず」と書き、「取り」は動詞「取る」の連用形で「手に持つ」「手にする」という意味、「敢えず」は動詞「敢う」の未然形に「敢え」に打消しの助動詞「ず」が付いた語で「すっかりしない」「〜しつくさない」という意味、「取り敢えず」で「手にするべきものをすっかり手にしきれない」になります。
元は「取るものも取り敢えず」という言葉で、「持ってくるべきものも持ってくることができない(ほど急いでいる)」という意味です。
「とりあえず」の言い換え
「とりあえず」は日常では「ひとまず」「とりま」などと使われます。
「ひとまず」は「先のことはおいておき、その時点で一応の区切りをつける様子」という意味で、日常会話で使われます。
「とりま」は「とりあえず、まぁ」を略した語で、若者言葉としてネット上などで使われています。
「とりあえず」のビジネスでの言い換え
「とりあえず」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『一旦(いったん)』
「旦」は「朝」という意味で、「一度朝を迎える」、つまり「いましばらくの間」という意味になります。
・『差し当たり・差し当って』
「差し」は動詞「差す」の連用形で、接頭語として語調を整えたり、後に続く語の意味を強める意味、「当たり」は動詞「当たる」の連用形で「出くわすこと」という意味、「差し当って」で「当面して」になります。
・『一時的に』
「長続きするものでなく、その時限りで終わること」という意味です。
「とりあえず」を使った例文
「とりあえず」を使った例文は以下の通りです。
・『とりあえずホテルの予約を入れておく』
先のことはどうなるか分からないけれども、宿泊するという前提でホテルを予約しておくことを表します。
・『とりあえずこのまま様子を見る』
すぐに対応できず、今のところ大きな問題が起きるとは思えないことから、しばらくの間現状を維持して何かあった次点で再度考えることを表します ・『とりあえず確定した分だけ入力しておく』
データ入力の期限がある時に、現時点で確定している分だけでも先に入力を済ませて、後に作業が集中しない様にすることを表しています。
まとめ
今回は「とりあえず」について紹介しました。
「とりあえず」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。