「抜く」と「外す」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「抜く」と「外す」の違いとは?言い換え

この記事では、「抜く」「外す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「抜く」とは?

建築業界では柱に刺さった釘に力をかけて引いて取ることを「抜く」【ぬく】といいます。

ここから固定してあるものに力を入れて手前に引き、電気が流れないようにするのです。

また、密閉された容器の中に入った煙を外に出すため蓋を開ける場合もあります。

使い方としては、相手が嘘をついていないか探ったり、「犯人の手口を見抜く」と使うわけです。

「外す」とは?

交わっていた金具を取り外して、蓋やドアを開ける行為を「外す」【はずす】といいます。

このようなところから、「中国語が理解できない従業員は企画から外す」といって、もう使えない者にいてもらう必要がないと伝えるのです。

また、あえて有能な選手はチームに入れず試合に挑み、どのような結果になるか確かめます。

このように、人を違う場所へ移動させて参加させない、嫌いな者を除外して事を進めたいと思うとき使う方法を指すのです。

「抜く」と「外す」の違い

ここでは「抜く」「外す」の違いを、分かりやすく解説します。

押し込まれていたものに力をかけて外へ出すことを「抜く」といいます。

節電のために電源を切り、線を「抜く」という行為も表すのです。

ここから「相手の本心を見抜く」といって心の奥底を探り出します。

もう一方の「外す」は足を踏み外したり、クロスを片付けるといった動作を指す言葉です。

このよう意味から、人の誤魔化しや嘘を見抜いたり、仕事するチームからあえて従業員を別にするといった意味として使います。

「抜く」の例文

・『床の掃除が終わったので、掃除機のコンセントを抜く』
・『朝から人材を引き抜く作業に追われて、ご飯も食べていない』

「外す」の例文

・『手に張り付いた手袋を外すと、赤くかぶれていた』
・『後輩に勝ってもらいたいとき、わざと的から狙いを外す』

まとめ

人間の動作に関連してはいますが、どういった作業するか調べてみれば、どういったとき使えば動作をうまく伝えられるか分かるようになるでしょう。