物事や要素を抜き出すことを表す言葉には「抜粋」や「抽出」があります。
この記事では、「抜粋」と「抽出」の違いを分かりやすく説明していきます。
「抜粋」とは?
「抜粋」とは作品や書物から要所を抜き出すことを表す言葉です。
「抜粋」は特に重要な点や要点を抜き出すことを表す言葉であり、分かりやすく理解するのに役立ちます。
「抜粋」は優れた内容や部分を抜き出すことから広告やキャッチコピーとしても使うことが可能です。
「抜粋」の類義語には「ダイジェスト」がありますが、こちらは内容を要約したものを表します。
「抽出」とは?
「抽出」とは物や要素を抜き出すことを表す言葉です。
「抽出」は物理的な物質から抽象的な文章など幅広く使うことが可能です。
化学的分離法としての「抽出」は工場から日常製品など幅広く使われており、コーヒーの「抽出」方法は味に違いを出すことから愛好者がこだわる点として知られています。
「抽出」はこれ以外にも文章や調査対象の選出にも使われており、「無作為抽出」は標本から無作為に対象を選ぶ方法として使われています。
「抜粋」と「抽出」の違い
「抜粋」は作品や書物の優れたところや重要な点をそのまま抜き出すことを表す言葉です。
「抽出」は物や要素を抜き出すことを表す言葉であり、コーヒーの「抽出」から調査における「無作為抽出」が有名です。
「抜粋」の例文
・『抜粋した箇所を読んでみましたが、韻律がとてもよくて他の詩も読みたくなりました』
・『抜粋した部分だけだとこの文章は難解なので、ぜひ本文をしっかりと読んで理解してほしいと思います』
「抽出」の例文
・『成分を抽出したところ異常な物質が紛れ込んでいるのが判明しました』
・『無作為抽出の方法は完全にランダムであり、機械によって選ばれます』
まとめ
「抜粋」は優れたところや重要な点を抜き出すことを表す言葉です。
「抽出」は成分や要素を抜き出すことを表す言葉です。
