「免除」とは?言い換えを徹底解釈

「免除」とは?言い換え

この記事では、「免除」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「免除」という言葉の意味

「許す」「見逃す」などの意味をもつ「免」と、「取りのぞく」「排除する」などの意味を持つ「除」を組み合わせた「免除」という言葉は、本来負っている義務や役目などを見逃したり、取り除いたりするさまを示す言葉です。

「免除」という言葉の1つ目の意味は「義務や役目などを免じること」です。

2つ目は民法上で債務免除と称されている「債権者が債務者に対して、債務を消滅させること」というを意味で使われている言葉です。

「免除」のポジティブな言い換え

「免除」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『恩赦(おんしゃ)』
「国家や元首などにより、課せられていた刑罰を軽減させたり消滅させたりする行為」を指す言葉で、刑務所に収監されていた服役者などが、これにより早く出所したり、短い懲役で解放される制度を指しています。

・『放免(ほうめん)』
「被疑者などに対し、身体の拘束をといて自由にする」さまを表す言葉で、すでに服役している者を対象に刑期満了時に釈放する際にも使用される言葉です。

・『特別扱い』
「本来の扱いよりも、大切に扱う」ことや「区別して大事に取り扱う」などを指す言葉で、学校や仕事などにおいて、特に目をかけて大切にしている人物や取引先などを対象に使用される表現になります。

・『免責(めんせき)』
「通常であれば負うべき責任を許すこと」という意味の言葉で、「債務者が債務を負わないこと」「保険会社が保険金の支払い義務を負わない」際などに使用される言葉です。

「免除」の類語や言い換え

「免除」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『減免(げんめん)』
「刑罰や租税などを軽くしたり、免除したりすること」を意味する言葉で、主に保険金や税金などを対象に使用される言葉です。

・『免役(めんえき)』
「本来課せられるべき服役や兵役などを免除すること」を意味する言葉で、文字どおり「役から免れる」さまを示しています。

・『特赦(とくしゃ)』
「特定の者に対して行われる恩赦の一種」を表す言葉で、有罪が確定している特定の者に対して、国家元首などの一存によりその効力を失わせることを意味する言葉です。

・『帳消し』
お互いに差し引くことで、功罪や損得をなくすことを意味する言葉で、元々は「帳面に記載した事項を棒線で消すこと」を意味し、転じて「金銭などの貸借関係が消滅する」ことや「債務などが消えること」などの意味でも使用される言葉です。

まとめ

今回は「免除」という言葉について紹介しました。

「免除」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。