「発生」と「発覚」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「発生」と「発覚」の違いとは?言い換え

この記事では、「発生」「発覚」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「発生」とは?

急に熱が出る、事件が起こるという意味で使われているのが「発生」【はっせい】といいます。

例えば、「感染症が発生した」と、今までそこにはなかったウイルスが出てきては人々を襲うのです。

また、「奇妙な事件が発生する」といえば不可解で簡単には何が起きたか分からない現実を伝えます。

他にも「津波が発生した」と通常では考えられない自然現象が起きたと伝える場合に使うのです。

「発覚」とは?

世間では悪いとされる事柄を隠していたことが明るみになるのが「発覚」【はっかく】です。

やってはいけないと思うことである事柄はひたすら隠し通すために演技したり、行動しても調べられて嘘がばれてしまいます。

例えば、癌と診断された事実を家族にも職場の人にさえ伝えていないのに知られてしまうのです。

このように、人に知られたくないのに伝わってしまうことを指します。

「発生」と「発覚」の違い

ここでは「発生」「発覚」の違いを、分かりやすく解説します。

問題が起きたと伝えられるのが「発生」といって、いきなり目立った動きを見せるようになります。

「感染症が発生して人々を襲う」といって、幅広い場所へと広がって猛威をふるうと伝えられるのです。

もう一方の「発覚」は人に知られてよくないことを隠していたのに、何らかの方法で調べ上げられるという意味で使われています。

「発覚」は人に知られると恥ずかしい、問題と思う事柄が起きたとき使う言葉です。

「発生」の例文

・『感染すると数日で死ぬウイルスが発生して村を襲う』
・『大きな竜巻が発生して町を襲い、家と家畜を奪い去った』

「発覚」の例文

・『俳優と不倫した女優の妊娠発覚で芸能界は騒然となる』
・『期待されていた選手に病気が発覚して、どん底に叩き落された』

まとめ

「発」を使っていますが、「生」「覚」に違いが見られます。

どういった問題が起きたときに使えばより意味がうまく伝えられるかを考えてみましょう。