「火事」と「鎮火」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「火事」と「鎮火」の違いとは?二語の違い

この記事では、「火事」「鎮火」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「火事」とは?

勢いよく家や森が燃えることを「火事」【かじ】といいます。

家から火が出る原因としては、揚げ物をしていて目を離した隙に炎が出て壁や天井が燃えたり、暖房機に洗濯物が落ちて燃えて「火事」になるのです。

他にも漏電や不審火などが燃える要因となり、全焼するほどの勢いになります。

山林では火の後始末が不十分であるか、雷といった自然による原因が挙げられるのです。

「鎮火」とは?

燃え上がっていた火に消防隊が水をかけて勢いが弱まり、それ以上は飛び火したり、再び炎が燃え上がらない状況を「鎮火」【ちんか】といいます。

すでに火種も消えて、絶対に火が出る心配もない状態であると消防の方でしっかり確認している状態を指すのです。

また、消防で火事が起こらない状態と認めるのは、隊員に何するか状況を把握してから適切に指示を出す現場最高指揮者になります。

「火事」と「鎮火」の違い

ここでは「火事」「鎮火」の違いを、分かりやすく解説します。

山や船、建築物といったものが火で燃えてしまうことを「火事」といいます。

「火事の原因」は漏電や放火、電化製品からの出火が挙げられるのです。

築50年の家の電気系統がショートして「火事」になったと、何が原因か具体的に伝えます。

もう一方の「鎮火」は現場最高指揮者が建物から火が出ないと断定した状態を指すのです。

くすぶる火も完全に消えて、消防隊も撤去できるほど安全であると判断したとき「火が鎮火した」と判断します。

「火事」の例文

・『裏山が火事になり炎が迫る中、貴重品を持って非難した』
・『地震の後は火事になるのを防ぐため、ブレーカーを落とした』

「鎮火」の例文

・『駅前のビル火災は鎮火するまで10時間以上もかかった』
・『消防車が入り込めないので、鎮火にはまだ時間がかかる』

まとめ

消防隊で使う用語について2種類取り上げました。

ニュースでもよく使われていますので、注意して見るようにすれば違う点がよく分かるでしょう。