この記事では、「許可」と「届出」の違いを分かりやすく説明していきます。
「許可」とは?
「許可」は、「きょか」と読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば直ぐに理解出来る事でしょうが、願いを聞き入れるや許すという意味を持っている「許」の漢字に、良いと認めるとか出来るといった意味の「可」の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「許可」は、願いを聞き届けて行為や行動を許す事を表すのです。
「届出」とは?
「届出」は、「とどけで」と読むのが正しい読み方となっています。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、とどくとかとどけるという意味を有する「届」の漢字に、出すとか現れるという意味がある「出」の漢字を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から「届出」は、役所とか学校等に届け出る事を示します。
「許可」と「届出」の違い
「許可」と「届出」の違いを、分かりやすく解説します。
「許可」と「届出」の漢字表記を並べた上で見比べてみると、使用している漢字も読み方も違う言葉同士であると気付けるものです。
更に表現する意味にも違いが存在しているので、それぞれの言葉の意味を把握しさえすれば、使い分けの際に困る事はありません。
まず「許可」は、願いを聞き届ける形である行動や行為を許す事を意味します。
もう一方の「届出」は、学校とか会社の上役、役所等に届け出る事を示すのです。
「許可」の例文
・『ようやく退院の許可が下りました』
・『この部屋でのスマホの使用は許可しておりません』
「届出」の例文
・『自転車を盗まれたので直ぐに警察で届出を行いました』
・『住所変更の届出を出して来た所です』
まとめ
2つの言葉には同じ漢字は使用されておらず、読み方も似ている訳ではありません。
加えて指し示す意味にも相違点が見られるので、それぞれが持つ言葉の意味さえきちんと理解しておけば、難なく使い分けを実行する事が可能です。
ちなみに「許可」は、願いを聞き届けてとある行為や行動を許す事を表します。
対する「届出」は、学校とか役所等に対して届け出る事を意味する言葉です。