「強制」と「任意」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「強制」と「任意」の違いとは?言い換え

この記事では、「強制」「任意」の違いを分かりやすく説明していきます。

「強制」とは?

強制とは、相手が承諾していないにも関わらずある物事を無理にさせることやするように命令することをいいます。

「強制する」とか「強制される」といった使い方をします。

権力や威力によって、無理に従わせることを表しています。

「任意」とは?

任意とは、定められたルールや方法によらずその人の自由な意思に任せることをいいます。

例えば「任意参加」という場合、参加するのはその人の意思に委ねられています。

参加してもいいですし、参加しなくても問題ありません。

また、任意は数学の分野でも用いられる言葉で、特別な選び方をしないことを表しています。

「強制」と「任意」の違い

強制は物事を相手が望んでいなくても無理に行わせることで、任意は相手の意思に任せることをいいます。

強制と任意は対義語の関係にあり、意味は正反対です。

本人の意思を無視しているのが強制で、本人の意思を尊重しているのが任意になります。

「強制」の例文

・『私の母は教育熱心だったので、毎日何時間も勉強するように強制されました』
・『彼は不法に滞在しているので、いずれ強制送還されるでしょう』
・『研修への参加は強制ではないといいますが、全員参加するので私だけ断ることはできません』

「任意」の例文

・『本来PTAへの加入は任意のはずですが、いつの間にか加入していることになっています』
・『アンケートの回答は任意ですが、問題がある部分は改善していきたいのでぜひご回答いただければと思います』
・『被災した方々への寄付を募っていますが、任意です』

まとめ

強制は相手が承諾していないのにも関わらずある物事を無理に行わせることで、任意は定められたルールや方法によらずその人の自由な意思に任せることをいいます。

強制と任意は対義語の関係にあり、正反対の意味を持っています。