「雰囲気」とは?言い換えを徹底解釈

「雰囲気」とは?言い換え

この記事では、「雰囲気」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「雰囲気」という言葉の意味

江戸時代の末期に蘭学書に登場したオランダ語「Lucht(ルヒト/ルフト)」の訳語として使われ始めた「雰囲気(ふんいき)」という言葉は、当初は「地球を取り巻く気体」という意味合いで使われていましたが、明治時代の末期頃から「その場に漂う気分」などの意味に抽象化していった経緯がある言葉です。

「雰囲気」という言葉の1つ目の意味は「天体」「地球をとりまく空気」です。

2つ目は「その場所やそこにいる人々が自然に作り出しているムード」という意味で使われています。

「雰囲気」のポジティブな言い換え

「雰囲気」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『風情(ふぜい)』
日本に古来から存在している美意識のひとつで、「上品で味わい深い」さまや「独特の趣」などを表し、文脈によっては「ふうじょう」という読み方をする場合もあります。

・『気品(きひん)』
「どことなく感じさせる上品さ」を表す言葉で、ワンランク上の上品で気高いおもむきを表す際に使われる文言です。

・『貫禄(かんろく)』
「身に備わっている威厳」を示す言葉で、その人の身体全体から感じられる重みや優雅さなどを指して使われる言葉です。

・『余韻(よいん)』
元々は神社やお寺などで鐘をついた際に、そのあとに残る音の響きを表した言葉で、転じて「事が終わったあとも残る風情」「後に残る味わい」などを表す言葉になります。

「雰囲気」の類語や言い換え

「雰囲気」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『趣(おもむき)』
「自然とそう感じられる」さまや「しみじみとした味わい」などを表す言葉で、その物自体が持っている味わいや風情などを指して使われています。

・『オーラ』
「雰囲気」「気配」などを表す英単語「aura(オーラ)」から派生した言葉で、「ある人や物などが発している一種独特な霊的雰囲気」を表す言葉になります。

『様相(ようそう)』
「物事の在り方」「事柄の姿」などを表す言葉で、「〇〇のような状態を表している」と表現する際には「様相を呈する」と表記します。

・『毛色(けいろ)』
元々は「人の髪の色」「動物の毛の色」などを表す言葉でしたが、転じてその場や組織などの「気風」「気質」を表す意味合いで使われる文言になります。

まとめ

今回は「雰囲気」という言葉について紹介しました。

「雰囲気」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。