この記事では、「辞める」と「引退」の違いを分かりやすく説明していきます。
「辞める」とは?
「辞める」は「やめる」と読みます。
会社を退社すること、あるいは現在の地位を降りることをいいます。
責任ある役職をはなれて、自由になることが「辞める」です。
同じ「やめる」に「止める」もありますが、こちらは継続していたものを断ち切ることをいいます。
対して「辞める」は自分の意思で、辞任をおこなう際に使われています。
「引退」とは?
「引退」とはあるジャンルから、身を引くことをいいます。
政治や芸能、スポーツの分野で使われている表現で、一定の地位を築いた人が現役を退く時に使われています。
一度引退した方が復活することは少ないので、引退宣言を出した著名人のところには多くの記者が集まります。
政界や芸能界、野球界など「界」がつく現場をはなれることが引退といえるでしょう。
「辞める」と「引退」の違い
「辞める」と「引退」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも退くことをあらわしています。
辞職や退社に使われるのが「辞める」、現役を終わりにする時に使うのが「引退」です。
一般のビジネスシーンでは「辞める」が多く使われ、芸能や政治そしてスポーツのシーンでは「引退」がとりわけ多く引用されています。
一般人が会社を退社する時は「辞める」、誰もが知る有名人が表舞台から姿を消す時は「引退」といえるでしょう。
「辞める」の例文
・『責任を取るために、辞める決心をいたしました』
・『私事で恐縮ですが、今月末で会社を辞める決心をいたしました』
「引退」の例文
・『人気スケート選手が、引退会見をおこないました』
・『芸能界を引退するにあたり、記者会見を開催いたします』
まとめ
「辞める」と「引退」の違いを解説しました。
どちらも「退く」という意味があります。
辞めるは一般社会で用いられる表現で、引退は野球や相撲などのスポーツ、そして政治や芸能界の著名人が表舞台から姿を消すことをいいます。
覚えておきましょう。