この記事では、「禁止」と「避ける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「禁止」とは?
悪いことが起きないように従わせることを「禁止」【きんし】といいます。
例えば、犯罪に巻き込まれるといけないので、中学生が深夜に繁華街に行くのは絶対に駄目と伝えるのです。
他には性的なサービスは絶対にやってはいけない、「禁止表現」となる言葉は使わないように知らせます。
このように、法律に違反する行為や行動は絶対にしないように伝えて従わせるのです。
「避ける」とは?
危険な場所には行かないようにする行動を「避ける」【さける】といいます。
例えば、増水して道路が今にも崩壊しそうな場所を通らないようにして、他の道を選ぶのです。
また、風邪に感染する人が多く集まるとうつりやすいので、そういった場所には行かないようにします。
このように、危ないと感じた所には行かない、危険な人には触れないといった行動を指すのです。
「禁止」と「避ける」の違い
ここでは「禁止」と「避ける」の違いを、分かりやすく解説します。
絶対にやってはいけないと伝えて従わせるのが「禁止」です。
従業員は客専用のトイレを使ってはいけないと伝えたり、学校にゲーム機を持って来て遊ぶのは駄目と従わせます。
それほど迷惑な行為であり、周囲の妨げとなって困る行動を事前に伝えてやらせないようにするのです。
もう一方の「避ける」は危険と感じたとき、身をかわして逃げる行動を指します。
とくに、道路の配水管につながる蓋が開いていたときは落ちないように少し離れて通るのです。
また、臭いがおかしいと感じれば別にしておき、食べないように注意します。
「禁止」の例文
・『禁止物資は発火の恐れがあるので、別の部屋に隔離する』
・『精神的にも辛い気持ちになる力士への体罰は禁止する』
「避ける」の例文
・『賞味期間が1日でも切れた乳製品を食べるのは避ける』
・『スリップしないよう道路が凍っていそうな場所は避ける』
まとめ
手を出してはいけないと伝えるか、事前に危険を回避するかの違いがあります。
どういった状況で使うかを調べてみて使うといいでしょう。