この記事では、「同期」と「同調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同期」とは?
「同期」は「どうき」と読みます。
「同期」は、「同じ時期のこと」です。
例えば、前の年の同じ時期よりも、会社の売り上げが上がったという場合は、「前年の同期の売り上げをうわまわる」という文章にできます。
また、「同期」には、「入学や卒業、入社などの年度が同じであること」です。
同じ年に、会社に入った社員は、「同期社員」と呼ばれます。
さらに、「同期」は「作動の時間を一致させること」です。
また「内容や情報を一致させることや、シンクロナイズさせること」です。
例えば、動画作成の時に、映像と音声を同じタイミングにする場合、「映像と音声を同期する」などという文章にできます。
「同調」とは?
「同調」は「どうちょう」と読みます。
「同調」は、「調子が同じであること」です。
また「同調」には「他に調子を合わせること、他人の意見・主張などに賛同すること」です。
みんなが同じ意見になるよう、圧力がかかるようなとき、「同調圧力」などと言います。
さらに、「同調」には、「受信機などで、特定の周波数に共振するように固有振動数を合わせること」です。
「同期」と「同調」の違い
「同期」と「同調」の違いを、分かりやすく解説します。
「同期」は「作動の時間を一致させること」また「内容や情報を一致させることや、シンクロナイズさせること」です。
一方で、「同調」には、「受信機などで、特定の周波数に共振するように固有振動数を合わせること」です。
このように、「同期」と「同調」には、コンピュータに関する言葉という共通の意味があります。
しかし、「同期」は、「データ内容を一致させること」という意味があるのに対して、「同調」は、「動作のタイミングを一致させること」という違いがあります。
「同期」の例文
・ 『同期社員と、飲みに行く』
・ 『パソコンと、スマホのデータを同期しておく』
「同調」の例文
・ 『2台のデバイスを、同調させる』
・ 『送信機と受信機を、同調させている』
まとめ
「同期」と「同調」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。