「銀鮭」と「紅鮭」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「銀鮭」と「紅鮭」の違いとは?二語の違い

この記事では、「銀鮭」「紅鮭」の違いを分かりやすく説明していきます。

「銀鮭」とは?

「銀鮭」【ぎんざけ】は、一般的に流通している鮭の品種で、体が銀色という特徴を持つサケ科の魚です。

主な産地はチリ、ロシア、カナダなどで“Silversalmon”(シルバーサーモン)とも呼ばれます。

天然ものの旬は8月から10月頃ですが、流通している鮭の多くは養殖ものです。

国内でも水揚げされますが、目にする「銀鮭」の多くは冷凍した輸入品で、その多くをチリ産が占めています。

皮は銀白色で身は鮮やかなオレンジ色をしており、養殖されて栄養状態が良いので身は厚みがあり脂がのっているのが特徴です。

ジューシーでほぐれやすい身は、焼き魚、おにぎりの具などに適しています。

「紅鮭」とは?

「紅鮭」【べにざけ】は、一般的に流通している鮭の品種で、体が鮮やかな紅色になる特徴を持つサケ科の魚です。

天然ものの主な産地は北米やロシアなどで、旬は6月から8月頃、“Red salmon”(レッドサーモン)とも呼ばれます。

また、日本では北海道で天然ものがみられ、そのうち淡水域にとどまるものは「姫鱒」【ヒメマス】と呼ばれます。

流通している「紅鮭」は天然ものが多く、鮭の中では高級品とされます。

従来、養殖は難しい魚とされてきましたが、近年は養殖の研究も進んでいます。

身は濃い紅色で、天然ものは回遊しているため引き締まっているのが特徴です。

味は淡泊で、料理ではムニエル、ソテー、フライが適しています。

「銀鮭」と「紅鮭」の違い

「銀鮭」「紅鮭」の違いを分かりやすく解説します。

鮭は6種類の品種が一般的に流通しており、その中に「銀鮭」「紅鮭」が含まれています。

これらの主な違いは、外見、産地、漁獲の方法、味などです。

「銀鮭」は体の色が銀色で身は鮮やかなオレンジ色、天然ものより養殖ものの方が多くなっています。

身は脂がのって厚みがありジューシーです。

一方、「紅鮭」は体の色(婚姻色)と身の色が紅色で、養殖ものより天然ものが多くなっています。

身は「銀鮭」より脂が少なく、身は引き締まってあっさりしています。

また、「紅鮭」のほうが値段も高めです。

まとめ

「銀鮭」「紅鮭」は外見、産地、身の味わいが異なります。

ちなみに、スーパー等で目にすることが多いのはチリ産の「銀鮭」となっています。