この記事では、「適応」と「対応」の違いを分かりやすく説明していきます。
「適応」とは?
「適応」とは、その状態や状況に馴染むという意味になります。
「この外来種は、すっかり日本の環境に適応している」などと使うことになる言葉で、順応すると言い換えることができる場合も多いです。
ある業務に対する「適応試験」というものがあれば、その業務に馴染むことができるかの判断となる試験のことで、「適応しなかった」とすれば、馴染めなかった、順応できなかったといった解釈になります。
「対応」とは?
「対応」は、きちんと当てはまることという意味になる言葉です。
「このソフトは、Windowsに対応している」とすると、Windowsで使うことができるソフトだという意味になり、「これと対応するパーツはどれだ?」のように用いられた時には、それにきちんと合うパーツはどこかと聞いています。
一対一での「対応」となるとは限らず、例えば、「このタイヤは、多くの車種に対応している」のように、多くに「対応」しているというものも少なくありません。
そのような場合には、「インターネットの利用に対応しているブラウザは、現在ではいくらでもある」といったような使われ方になります。
「適応」と「対応」の違い
「適応」と「対応」の違いを、分かりやすく解説します。
「適応」は、馴染むことの表現で、「今の職場にようやく適応できてきた気がする」のような使われ方になります。
ただし、きちんとそうできているのかどうかはこの言葉を使った人次第になる言葉なので、その使った本人はそう思っていても、周りからはそうは見えないという場合もあります。
「対応」は、きちんと当てはまることがその意味になり、物と物の結びつきや、正しい反応が期待できるという場合に使われます。
近年ではソフトウェアの類いに用いられることが多く、人はあまり対象にしない言葉です。
まとめ
「適応」と「対応」は、このように違います。
「適応」は、馴染んだ様子(と見える時)に使われる言葉で、「対応」は、きちんと合っていることが使える条件になります。