「撤去」と「処分」の違いとは?分かりやすく解釈

「撤去」と「処分」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「撤去」「処分」の違いを分かりやすく説明していきます。

「撤去」とは?

「撤去」とは?

「撤去」とは、対象を取り去ってしまうことです。

「このフェンスは撤去されるらしい」などと使われることが多く、それを除いてしまうと表現したい時に使う言葉となっています。

主に設置物や建造物などに使われる言葉で、「あの小屋は撤去されることに決まった」「これが撤去されないと、交通の邪魔になる」といったように、取り去る対象が様々ですが、物理的な物に対して使われる言葉です。

「処分」とは?

「処分」とは?

「処分」は、始末することを指して使います。

捨ててしまったり、売り払ってしまうという解釈になり、「引越しの際に、要らないものをまとめて処分した」のような使われ方になります。

また、処遇として悪い内容となる場合に、それとして使われることもある言葉で、「厳しい処分が下った」といったような使い方がこの解釈に当たります。

「撤去」と「処分」の違い

「撤去」と「処分」の違い

「撤去」「処分」の違いを、分かりやすく解説します。

「撤去」は、取り去ることの表現になります。

置かれている物や建物などが対象になることが多いですが、動かすことができる物を移動させるという意味でも用いることができ、「昨夜から違法駐車していた車両が撤去された」のように使われることもあります。

「処分」は、始末するという解釈になります。

「これは処分してしまって構わない?」「この基準に満たないものは処分対象となる」などと、対象となる物を無くしてしまうことが表現できる言葉です。

前述したように、悪い処遇として使われることもあり、「今回の処分内容には不服がある」のような使われ方をした時には、そちらの意味で使っていると考えていいでしょう。

こういった使い方も多く見られ、「寛大な処分」とした時には、悪い内容ながらも、極力緩くしたものだと解釈することができます。

まとめ

まとめ

「撤去」「処分」は、このように違います。

これらはどちらも形がある物に使われる言葉で、それがない対象に用いることはないと覚えておいてください。