「雑学」と「教養」の違いとは?分かりやすく解釈

「雑学」と「教養」の違い二語の違い

この記事では、「雑学」「教養」の違いを分かりやすく説明していきます。

「雑学」とは?

「雑学」は、基本、学問に関係のない知識を意味します。

無駄な知識という人もいますが、実際、多方面にわたる知識となり、決して無駄な知識ばかりではありません。

雑学によって時には命を助けることができるほど大切な知識も含まれています。

学校に行けば身に着けることができるものではなく、自分で興味を示し学ぶ、調べる、といった行為が必要です。

同じような意味を持つ言葉には、「豆知識」「トリビア」「無駄な知識」などがあります。

反対の意味の言葉には、「一般常識」「専門知識」などが挙げられます。

「雑学」の使い方

「雑学」には、「雑学」にまつわる様々な言葉があります。

「雑学クイズ」「雑学王」「面白い雑学」といったようなものとなります。

「教養」とは?

「教養」は、教え養うと書きます。

その意味の通り、学校などで教わり養うものが「教養」です。

一般常識も「教養」のひとつで、社会生活を営む上で必要な幅広い知識に対しても、「教養」が用いられます。

同じような意味を持つ言葉には、「学問」「知識」「豊富な知識」などがあります。

反対の意味の言葉には、知識がないという意味の「無知」が挙げられます。

「教養」の使い方

「教養」は、「教養がある」「教養に欠ける」「教養を持つ」などといった使い方以外に、「一般教養」「教養部」「教養小説」「教養学部」といったものがあります。

「雑学」と「教養」の違い

同じ知識でも、学校などで身に着けることができるものを「教養」と言い、小学生に必要な「教養」は、小学校で。

中学生に必要な教養」は中学校で学ぶという流れが一般的な「教養」を身に着ける流れとなります。

その一方、「雑学」の場合、学ぶことができる場所はありません。

自分で興味を抱き、そして、学び身に着けるのが「雑学」です。

そのため、「雑学」がないからと言って、バカにされることもありません。

「教養」と違い、興味のある人だけが身に付ければいいのが「雑学」なのです。

「雑学」の例文

・『雑学を話している姿が知的過ぎて、彼のことを好きになりました。』

・『我が家の父は、雑学が大好きです。』

・『家族で雑学クイズの番組を毎週欠かさず見ています。』

・『私は学年でも雑学王と言われるほど、雑学には自信があります。』

「教養」の例文

・『とにかく、子供には高い教養を身に着けてほしいと小学校受験をさせることにしました。』

・『大学で行う一般教養の中でも、英語の授業が一番苦痛です。』

・『相手に自分が教養のない人だとバレないよう、必死に相手と会話を合わせました。』

・『うわべだけの教養は、最後、必ずぼろが出ます。』

まとめ

以上が、「雑学」「教養」の違いです。

もちろん、どちらも、持っているに越したことはありませんが、「雑学」の場合、必ず必要な知識ではなく、持っておくと便利で周りから一目を置かれる、そんなものとなります。