この記事では、「ロスタイム」と「アディショナルタイム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロスタイム」とは?
サッカーなどの球技の試合で使われる「ロスタイム」。
多くの人がこの「ロスタイム」を英語の「loss time」だと考えているようです。
しかしこれは和製英語で、日本で使われている表現です。
英語では「loss of time」となります。
さて、競技における「ロスタイム」の意味ですが、これは試合中の選手交代や怪我人の手当てなどでプレイが中断されていた時間を後から追加することです。
ちなみに「人生のロスタイム」という表現がありますが、これは「おまけの人生」や「残りの人生」を意味し、新しい第2の人生というニュアンスになります。
またサッカーなどの試合だけではなく、一般的に「ロスタイム」を使う場合もありますが、これは「無駄に費やした時間」や「失った時間」を意味します。
「アディショナルタイム」とは?
「アディショナルタイム」も「ロスタイム」と同じようにサッカーなどの球技の試合で使われる言葉です。
これは英語の「additional time」のカタカナ表記になります。
「additional」は追加という意味の英単語で、「time」は時間という英単語語なので、「追加時間」と訳せます。
このように「アディショナルタイム」も、試合中の選手交代や怪我人の手当てなどでプレイが中断されていた時間を、後から追加することを意味しています。
「ロスタイム」と「アディショナルタイム」の違い
「ロスタイム と「アディショナルタイム」の違いを、分かりやすく解説します。
「ロスタイム」と「アディショナルタイム」の違いは何かとの問いの答えは、ズバリ「どちらも同じ」となります。
ただし「ロスタイム」は和製英語で日本でのみ使用されているのに対して、「アディショナルタイム」は国際的に使われている言葉です。
そのために日本でも2000年以降には「ロスタイム」ではなく、世界の基準に合わせて「アディショナルタイム」が使われるようになってきました。
しかし「アディショナルタイム」より「ロスタイム」の方が短くて言いやすいためか、まだ「ロスタイム」を好んで使う人もいます。
正式な試合における解説などを除けば、「ロスタイム」を使ってもそれほど差し障りはありません。
まとめ
「ロスタイム」と「アディショナルタイム」はどちらもサッカーなどの競技で耳にする言葉で、このふたつの言葉の意味は全く同じです。
また「injury time」(インジャリー‐タイム)というのも耳にしますが、これも怪我などでプレイが中断された時間を意味しており、同じような意味で使われます。
ちなみに中断された追加時間は、審判の判断により決定します。
いずれにせよサッカーで使われる「ロスタイム」という表現は、世界では通用しないので「アディショナルタイム」を使う方が増えてきているのは事実です。