この記事では、国立大学入試の「前期日程」と「後期日程」の違いを分かりやすく説明していきます。
「前期日程」とは?
国立大学入試の「前期日程」とは、「国立大学が実施する二次試験(個別試験)のうち、2月下旬の日程で行う試験」のことです。
国立大学入試は、「一次試験に該当する大学入学共通テスト+二次試験に当たる個別試験の点数」で合格か不合格かが決められます。
大学入試の二次試験は「分離・分割方式」で行われています。
「分離・分割方式」というのは、「前期日程」と「後期日程」に分けるやり方です。
「前期日程」では大体、「五教科すべての受験科目の入試・学力判定試験」を受験者に課しています。
「後期日程」とは?
国立大学入試の「後期日程」とは、「国立大学入試の二次試験(個別試験)のうち、3月中旬の日程で実施される試験」を意味しています。
一次試験に相当する「大学入学共通テスト(旧センター試験)」を受けた後、受験生は二次試験(個別試験)に挑むかたちになります。
二次試験は「前期日程」と「後期日程」に、募集人員を割り振っています。
「後期日程」は、「前期よりも受験科目数と募集人員が少ない+論文や面接がメインの大学も多い」という特徴があります。
「前期日程」と「後期日程」の違い
国立大学入試の「前期日程」と「後期日程」の違いを、分かりやすく解説します。
「前期日程」と「後期日程」のシンプルな違いは、「前期日程の試験は2月25日頃から始まるが、後期日程は3月12日頃から始まる」ことにあります。
「前期日程」で各大学は、募集したい学生数の約8割の合格を決めています。
それに対して、「後期日程」は基本的に合格できる人数が少ない狭き門になっている点が異なります。
また「前期日程」では「五教科すべての受験科目の学力検査」が行われます。
「後期日程」は「科目数が少なかったり論文・面接が中心だったりする違い」も指摘できます。
「前期日程」の例文
・『大学入学共通の自己採点の結果が予想していたよりも悪かったので、前期日程で受ける大学をワンランク落とすことにしました。』
・『前期日程の合格発表は例年3月上旬に行われますが、もし前期で落ちていたら後期日程に賭けるしかありません。』
「後期日程」の例文
・『後期日程の試験は各教科の勉強がどれだけできるかよりも、論文や面接を通じて見える発想力・応用力・論理的な返答能力が問われます。』
・『国立大学の後期日程は学生を募集している人数自体がとても少ないので、前期よりも競争率が高くなる場合もあります。』
まとめ
この記事では、国立大学入試の「前期日程」と「後期日程」の意味の違いを説明して、例文を紹介しましたがいかがでしたか。
「前期日程」は「2月下旬に試験が行われる大学の二次試験(教科の学力調査がメイン)」を意味していて、「後期日程」は「3月中旬に試験が実施される大学入試の二次試験(論文・面接がメイン)」を意味している違いがあります。
「前期日程」と「後期日程」の意味の違いを詳しく調べたい人は、この記事の内容をチェックしてみてください。