この記事では、「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
似ているクラブの差を、正しく学んでいきましょう。
「ライオンズクラブ」とは?
「ライオンズクラブ」とは、1917年にアメリカで生まれた組織のこと。
より良い地域を作るために発足した慈善団体です。
2匹のライオンが左右に吠えている、雄々しいロゴが紋章になっています。
アニマル界の百獣の王のように、危険に立ち向かっていく力強い精神力をあらわしています。
日本でもライオンズクラブの会員数は多く、東日本大震災の支援や、聴覚障がい者のサポートなどをおこなっています。
大人の社交クラブとしての側面もあるため、お金と時間に余裕のある方が多く集まっています。
「ロータリークラブ」とは?
「ロータリークラブ」は1905年にアメリカで産声をあげた組織のこと。
色々な職業の人たちが気軽に会える場をつくるために、発足したクラブです。
ゴールド色の輝かしいタイヤが紋章になっています。
これは馬車の車輪をあらわしたもので、特権階級の象徴をしめしています。
ロータリークラブにも慈善事業の側面があり、地域の緑化活動や献血のサポートなどをおこなっています。
経済界のトップが集まる場でもあるので、コネクションを広げるために入会する方も増えています。
「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」の違い
どちらもよく似た、社会奉仕の組織です。
「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」の違いを、分かりやすく解説します。
・入会審査が厳しいのは、ロータリークラブ
どちらも慈善事業の団体です。
ライオンズクラブはライオンをモチーフにしているだけあって、より自由で開放的な団体になっています。
入会審査はあるものの、ロータリークラブに比べると厳しい決まりはありません。
一方でロータリークラブは入会条件が厳しく、一見さんは入りづらいという特徴があります。
どちらも全国それぞれに支部が置かれ、複数の活動をおこなっています。
定例会と呼ばれる年次総会があって、ホテルでお酒をたしなみながら懇談を楽しみます。
ライオンズクラブの入会金は5万円。
年間の平均的なコストは、30万円くらいです。
ロータリークラブの入会金は10万円。
年間のおおよそのコストは、25万円となっています。
どちらも慈善団体という表向きの名目があるものの、ステイタスのひとつとして入会する方も多いです。
30代から90代まで、幅広い会員が在籍しています。
※この記事は2022年の1月に書いてます。
まとめ
「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも親睦と奉仕を目的にした、国際的な集まりです。
どちらもアメリカの実業家が編み出した組織となります。
全国に支部があって、定例会やボランティア活動のアクティビティがおこなわれています。
財力と時間があることが前提条件なので、ステイタスのひとつとして注目されています。