この記事では、「スラング」と「方言」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スラング」とは?
「スラング」は、言葉が生まれてから定着するまでにおいてすごく速く定着した新しい言葉として生まれていることが「スラング」と呼ばれる条件です。
つまり「スラング」は、そのエリアに長く根付いている言葉ではなく、新しく作られた言葉で、使い勝手が良いが故広がった言葉になります。
「方言」とは?
「方言」は、そのエリアのみで使われている昔から存在する言葉で、そのエリアに住む人のみに通用する言葉で、他のエリアから来た人には通用しない言葉です。
「スラング」と「方言」の違い
「スラング」と「方言」の違いは、造語であるがすでに根付いている「俗語」であるかです。
造語は新しく生み出された言葉のことで「スラング」が該当します。
「スラング」は、ワロスなどが新しく生み出された造語で使い勝手が良いという理由で広がった言葉です。
一方、「方言」はそのエリアにのみ通用する「俗語」で古くから存在します。
その為、両者の違いは、造語であるか、「俗語」であるかです。
「スラング」の例文
・『ネットスラングは年々増加していく』
この例は、ネット上で使用されている造語は年々と増えているという例です。
その理由は、多くの人物がネットを使用することが多くなり、新語が生まれるペースが速くなっているため、「ネットスラング」は、年々早く生み出されます。
・『スラングと若者言葉の線引きが分からない』
この例は、造語と若者の間で通用する言葉の線引きが分からないという例です。
若者言葉も一見すると造語ではないかという声があるのですが、そうではない物もあり、小略語という扱いになる者もあるため、線引きがあいまいであることからわからないとします。
「方言」の例文
・『秋田県の方言は聞き取りにくい』
この例は、秋田でのみ通用する「俗語」が聞き取りにくいという例です。
「方言」はそのエリアで広く使われている標準語であるため、「俗語」と同じでそのエリアでのみ通用する日本語になります。
・『方言学者』
この言葉は、日本の様々な地域で使用されている「俗語」を調べている学者さんのことです。
「方言」はそのエリアで通用する「俗語」です。
まとめ
「スラング」と「方言」の違いは、造語であるか「俗語」であるかです。
造語は、その名の通り新しく作られた言葉になります。
その為、「スラング」は、ワロスなどのように新しく作られたうえで使い勝手が良いことを条件に普及した像後に当たり、「方言」はそのエリアに根付く、「俗語」です。
「俗語」は、標準語になりますが「方言」はそのエリアでのみ通用する「俗語」になります。
その為、部外者がそのエリアに入り会話をすると会話が成立しないのは標準語の定義から外れている言葉が、「方言」であるためです。
逆を返せば、完全なる標準語は日本国内であればどこでも通用することに当たり、標準語と「俗語」は違うと言えます。