この記事では、「就任」と「着任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「就任」とは?
「就任」とは、名詞で、新しくある地位、役職につくことを言います。
例えば会社などでは「社長就任」「会長就任」などと言います。
政治であれば「大統領就任」「大臣就任」、スポーツの場合は「総監督に就任」「コーチ就任」という風に使うのです。
通常、高い地位、役職といった場合に使いますので、ちょっとした「係」などを受け持つ時には「就任」という言葉は大げさすぎてふさわしくありませんので使わないようにしましょう。
「着任」とは?
「着任」とは、名詞で任地につくこと、任じられた職務につくといった意味になります。
新しく任された仕事をすること、新しく仕事をする土地へ行くことを言います。
また、反対の言葉は「離任」と言います。
「新しい店長が着任してきた」「10月から着任予定となっている」などと使います。
「就任」と「着任」の違い!
「就任」と「着任」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、どちらも「新しくつく」という意味合いでは共通しています。
ただ、意味はまったく違う言葉ですので間違えないように使い分けてください。
「就任」とは新しく、ある地位、役職につくといった意味です。
この場合、それなりの「高い地位」「高い役職」といった時に使います。
例えば「課長」「班長」などの場合は「就任」という言い方は大げさで逆に失礼な印象です。
「昇格」「昇進」という言い方をするようにしましょう。
そして「着任」ですが、これは新しい任地につく、任務につくという意味ですので、地位、立場は関係がありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「就任」と「着任」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「就任は高い地位、役職につくこと」「着任は新しい任地、任務につくこと」と覚えるようにしておきますと、使い分けに迷うことはありません。
言葉の意味を正しく理解して使っていきましょう。