みなさんは「D2C」と「B2C」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「D2C」と「B2C」の違いを分かりやすく説明していきます。
「D2C」とは?
「D2C」は「Direct to Consumer」が略された言葉です。
この「D2C」とは「自らが企画・生産した商品を広告代理店や小売店などの中間商流を省略して不特定多数の一般消費者と直接に取引を進めていく販売方法のこと」を指している言葉です。
「B2C」とは?
「B2C」は「Business to Consumer」の略語です。
この「B2C」とは「企業と一般消費者の間で行われる取引のこと」を指しています。
「B2C」のビジネス形態は不特定多数の顧客(消費者)と取り引きをするので、スーパー・コンビニなどの小売業を始め、飲食店・ゲームセンター・美容院・テーマパークなどのサービス業などが該当しています。
「D2C」と「B2C」の違い
では、ここで「D2C」と「B2C」の違いを見て行きましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?前述の通り「D2C」は「Direct to Consumer」の略であり「自社で企画・生産した商品を小売店を介さずに消費者とダイレクトに取引する販売方法」を意味しています。
一方の 「B2C」は「Business-to-Consumer」の略語で「企業と個人消費者の間で行う取引のこと」を言ってます。
「B2C」は「B=企業」「C=消費者}のことであり、企業が一般消費者に対して商品やサービスを提供するビジネス形態です。
先に触れた小売業・サービス業・飲食業に加えて、アパレルメーカー・家電メーカー・百貨店がこれに当たります。
D2Cも顧客とのダイレクトな取引ですが、業界に縛られることがありません。
「D2C」の例文
ここで「D2C」の例文を見て行きましょう。
具体的には以下のような事例が挙げられます。
・『当社は3年後までにD2C事業を重点にして進めていくことで事業転換を図ることにする』
・『先月リリースした商品はD2Cとして開発したために非常に多くの反響を呼んだ』
「D2C」はインターネットやSNSを使ったダイレクトマーケティングとして注目されています。
「B2C」の例文
次に「B2C」の例文を見て行きましょう。
主な使い方としては、以下のような文章が考えられます。
・『我が社はB2Cに力を入れていなかったために、この10年の間にビジネスチャンスを逸したのかもしれません』
・『B2C事業は当社の事業の大きな柱となっています』
「B2C」の例文を見て行くと、大手メーカーでもこのビジネスモデルを取り込んでいくところが多くなっている感じです。
まとめ
ここまで「D2C」と「B2C」の意味や違いを説明してきました。
この2つのビジネスモデルは今後も大きな変革をもたらしていく可能性があるので、是非、チェックしておきたいことです。