みなさんは「AAC」と「MP3」という言葉の意味がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では「AAC」と「MP3」の違いを分かりやすく説明していきます。
「AAC」とは?
「AAC」は「Advanced Audio Coding」の略語となります。
この「AAC」とは「動画データの標準的な圧縮方式のMPEG-2やMPEG-4の一部として規定されている音声データの圧縮方式の1つ」です。
「AAC」だけで保存する場合、標準ファイルの拡張子は「. aac」で表記されますが、WAV・3GPなどのコンテナ形式として格納されるケースもあります。
「MP3」とは?
「MP3」は「MPEG Audio Layer-3」の略語です。
この「MP3」とは「音声データを圧縮する方式、且つファイル形式の1つであり、動画圧縮方式のMPEG-1で音声を記録するために策定された規格」です。
「標準のファイル拡張子は「. mp3」となっており、世の中で一番普及している音声圧縮形式の1つでもあるのです。
「AAC」と「MP3」の違い
ここで、「AAC」と「MP3」の違いを見て行きましょう。
どのような違いがあるでしょうか?前述の通り「AAC」は「動画データの圧縮方式の標準のMPEG-2・MPEG-4の一部として規定されている音声データの圧縮方式」です。
一方の「MP3」は「音声データを圧縮する方式・ファイル形式の1つであり、動画圧縮方式のMPEG-1で音声を記録するための規格」です。
この2つの違いは「AAC」で構成されたファイルは「MP3」のファイルを超える高音質・高圧縮を目的とした規格。
そのために基本的には「MP3」の後継フォーマットとして理解していいでしょう。
「AAC」「MP3」ともにデータ圧縮率はオリジナルデータの1/10ほどで、わずかにAACのほうが圧縮率が高いのが実情です。
「AAC」の例文
ここで「AAC」の例文を見て行きましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『我が社のAV機器は、全てAACをサポートしているのが、仕様書にキチンと記載している』 ・『AACはiPhoneなどiosデバイスでデフォルトとして使用されているファイル形式となっています』 「AAC」がios端末の標準的なファイル形式になっていることを認識している人は専門的な知識を持っていないとそんなに多くはないかもしれません。
「MP3」の例文
次に「MP3」の例文を見て行きます。
具体的には以下のようなものがあります。
・『MP3はAndroidスマホでサポートされています』
・『MP3は現在のPCやスマートデバイスの多くで搭載されているファイル形式と言っていいでしょう』
まとめ
ここまで「AAC」と「MP3」の意味や違いを説明してきました。
かなり専門的な用語でもあるので、ここで覚えておくと非常に便利です。