この記事では、「ダウングレード」と「デグレード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ダウングレード」とは?
「ダウングレード」とは、「ソフトウェア・アプリのバージョンを、旧バージョン(古いバージョン)に戻すこと」や「(意図せずに)旧バージョンに戻ること」を意味しているIT用語です。
「ダウングレード」というIT用語には「新旧バージョンのどちらが良いのか」の価値判断は含まれておらず、何らかの意図(考え)がある場合もあれば無い場合もあります。
「デグレード」とは?
「デグレード」とは、「ソフトウェア・アプリの新バージョンの品質(クオリティー)が、旧バージョンよりも悪くなること」を意味しているIT用語です。
「デグレード」というIT用語には「新バージョンなのに逆に品質が悪化した」の意味のニュアンスがあり、「修正したはずの不具合・バグが復活した場合」などに用いられます。
「デグレード」の原因として「開発部分のテストやデバッグの不十分さ」や「バグの残っている古いコードの使用」、「新規の修正部分の波及的な悪影響」などを想定することができます。
「ダウングレード」と「デグレード」の違い!
「ダウングレード」と「デグレード」の違いを、分かりやすく解説します。
「ダウングレード」も「デグレード」も「ソフトウェア(プログラム)のバージョン」に関連するIT用語の意味では共通していますが、「ダウングレード」には「品質悪化の意味」がないのに対して、「デグレード」には「品質悪化の意味」がある違いを指摘できます。
「ダウングレード」というIT用語は単純に、「ソフトウェアやアプリケーションのバージョンを旧バージョン(古いバージョン)に戻すこと」を意味していて、そこに「不具合・バグの問題」などは含まれません。
それに対して、「デグレード」というIT用語は「新バージョンの品質が旧バージョンよりも悪化したこと」を意味していて、「すでに修正したはずの不具合やバグが再発する」というニュアンスがある違いがあるのです。
まとめ
「ダウングレード」と「デグレード」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「ダウングレード」とは「ソフトウェア(プログラム)を旧バージョンへ戻すこと」を意味していて、「デグレード」は「新バージョンのソフトウェア(プログラム)の品質が旧版よりも悪くなってしまうこと」を意味している違いがあります。
「ダウングレード」と「デグレード」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。