この記事では、「DOS攻撃」と「MS-DOS」の違いを分かりやすく説明していきます。
「DOS攻撃」とは?
「DOS攻撃」とは、対象となるサーバーを利用できない状態(ダウン)に追い込む為の攻撃のことです。
そのサーバーを利用しているwebサイトやファイルの転送などの妨害になる行為で、サーバー自体の破壊(ソフトウェア的な意味も含めて)が目的ではありません。
“Denial Of Service attack”を日本語にした言葉で、日本のみならず、海外でも度々行われている攻撃です。
具体的には、多少のサーバーに必要以上の負荷を掛けることがこのように表現されます。
例として、ソフトウェアを利用し、何度も対象のサーバーが使われているサイトにアクセスし続けるといった行為がこれに当たり、何人にも同時に行われると、脆弱なサーバーはひとたまりもありません。
「MS-DOS」とは?
「MS-DOS」とは、“MicroSoft Disk Operating System”が略された、パソコン用のOSの1つです。
PC-ATという規格に沿った端末用のOSで、現在ではWindowsが主流ですが、以前はこれがメジャーな存在として使われていました。
Windowsのようにグラフィカルな画面での操作ではなく、キャラクターベースで、コマンド入力によって操作する形になり、Windowsの「コマンドプロンプト」が、このOSとしての操作や機能を再現しています。
「DOS攻撃」と「MS-DOS」の違い
「DOS攻撃」と「MS-DOS」の違いを、分かりやすく解説します。
「DOS攻撃」は、サーバーをダウンに追い込む為の攻撃のことで、「MS-DOS」は、Windowsの前身と言えるOSだと考えていいでしょう。
コンピューターについての話の中で、単に「DOS」と使うと、どちらのことか分からない場合があるので注意してください。
まとめ
「DOS攻撃」と「MS-DOS」は、このような違いになります。
通販サイトで、同じ商品を目当てにかなりの人が同時にアクセスすることがあると、その為にサーバーがダウンしてしまう場合がありますが、これは、意図せず「DOS攻撃」になってしまっていると考えることができます。