この記事では、「歓喜」と「狂喜」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た意味を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「歓喜」とは?
「歓喜」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「歓喜」は「かんき」と読みます。
「歓喜」は「非常に喜ぶこと。
心からの喜び」という意味があります。
「喜ぶ(よろこぶ)」という言葉には、「うれしいと思うこと。
楽しく快い気持ちになること」という意味があります。
そのため、「とても楽しく快い気持ち」「こころからうれしい気持ちになること」という意味があります。
例えば、選挙に当選した人は、無職になるかどうかの戦いに勝利するため、普通の喜びではなく、非常に喜びます。
そのため、「政治家が当選して、歓喜する」などと喜びを表現されます。
同じように、受験に合格したとき、非常に喜ぶ人が多いため、「受験生が合格して歓喜する」と表現できます。
他にも、試合に勝ったスポーツ選手が心から喜んでいる様子を「勝利に歓喜する」という文章にすることができます。
「狂喜」とは?
「狂喜」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「狂喜」は「きょうき」と読みます。
「狂喜」は「異常なまでに喜ぶこと」と言う意味があります。
誰かが異常だと思えるほど、うれしく思っている様子を見たとき、「狂喜」と表現できます。
例えば、行方不明になっていた子供が見つかった時、親は異常なほど喜ぶかもしれないため、「行方不明の子供が見つかり、狂喜する」などという文章を作ることができます。
また「狂喜」を使った「狂喜乱舞」という四文字熟語があります。
「きょうきらんぶ」と読み、「思わず小躍りするほど、大いに喜ぶこと」という意味があります。
プロ野球のペナントレースで優勝したチームの選手は、みな、小躍りしながら喜んでいます。
スタンドで応援するファンも同様でしょう。
このような様子を、「優勝が決まり、球場全体が狂喜乱舞のありさまだ」などと表現することができます。
「歓喜」と「狂喜」の違い
「歓喜」と「狂喜」の違いを、分かりやすく解説します。
「歓喜」は「かんき」と読みます。
「歓喜」は「非常に喜ぶこと。
心からの喜び」という意味があります。
一方で「狂喜」は「異常なまでに喜ぶこと」と言う意味があります。
どちらも、普通ではないくらい喜ぶことを意味する言葉です。
どちらがより喜んでいるかと言えば、「狂喜」の方になるでしょう。
順番でいえば、「喜ぶ」→「歓喜」→「狂喜」という順で、右に行くほど喜びが大きくなります。
とても喜んでいると感じたときは「歓喜」を、ちょっと様子がおかしいと感じられるくらい喜んでいる姿を見たとき、「狂喜」という言葉を使いましょう。
まとめ
「歓喜」と「狂喜」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、喜ぶという意味が含まれていますが、程度に違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、使い分けることができるようになりそうです。