「ヘイト」と「アンチ」の言葉の意味と違いをご存知でしょうか。
ここでは、それぞれの言葉の意味と、違いを丁寧に説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「ヘイト」とは?
「ヘイト」とは、憎悪、反感、嫌悪という意味になります。
例えば「ヘイトスピーチ」などとよく使われますが、意味はたんなる悪口とは違い、差別的意図がありその上で差別、暴力行為を煽る言葉を言います。
根底には憎悪、嫌悪といった感情があるわけです。
「ヘイトを向けられているのは気づいている」「これ、とんでもないヘイト本だ」「彼女をヘイトするのは、自分にないものを彼女がすべて持っているからだろう」などと使います。
「アンチ」とは?
「アンチ」とは、何か名詞と合わせて「反対」「〇〇ではない」「〇〇に対する」という意味で使います。
例えば「アンチエイジング」とは老化することを防ぐ、老化しない、という意味になります。
またネット上では、単純にその物事、人を嫌って反対意見をあげる人のことを「アンチ」と表したりもします。
「アンチが騒ぎ出すから、しばらくSNSに写真はあげない」「閲覧数が稼げるから、アンチもある意味ファンみたいなものだ」などと使います。
「ヘイト」と「アンチ」の違い!
「ヘイト」と「アンチ」、それぞれの言葉の意味を説明しました。
どちらも、対象を嫌って攻撃的であるという点では同じですが違いとしては「ヘイト」は差別的な意図が根底にある、憎悪や嫌悪であるのに対し「アンチ」とは、対象とは反対、〇〇ではないといった意味です。
ようするに憎悪、嫌悪といった感情とは無関係のことも多いのです。
例えば「アンチエイジング」は老化に反することを言いますが、老化を心から憎悪しているというわけではないでしょう。
(なかにはそのような人もいるかもしれませんが)また「アンチ」の場合は根底にはその対象がもともとは好きだった、興味があるということも往々にしてありますのでそこが「ヘイト」との大きな違いとも言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「ヘイト」と「アンチ」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
似た印象がありますが意味はまったく違うものです。
二つの言葉の違いを正しく理解して使い分けてください。