「ボブスレー」と「リュージュ」の違いを詳しく解説していきます。
「ボブスレー」とは?
「ボブスレー」とは、レギュレーションに沿って作られたソリに乗り、氷でできたコースを滑降したタイムによって争う競技です。
2人乗りと4人乗りの2つの種目があり、女子は2人乗りのみが五輪種目です。
スタート時のダッシュ力(スタート加速)や運転技術が物を言う競技ですが、ソリ自体の性能も大きく関係しており、五輪ともなると出場国はソリは、それぞれの自国の有名自動車メーカーが製作しています。
例えば、英国ではF1で有名なマクラレーン、ドイツではBMW、アメリカではゼネラルモータースといった世界に名が轟くメーカーが製作しており、それだけソリ自体も大切な競技だということが分かります。
「リュージュ」とは?
「リュージュ」は、1人乗り専用のソリに乗り、「ボブスレー」と同様に氷でできたコースを滑降する競技になります。
こちらもタイムレースで、進行方向に足を向けて仰向きに寝そべるような形でソリに乗るのが特徴です。
尚、同様のソリ(似ていますが、異なります)に乗り、うつ伏せになって進行方向に頭を向けて滑降する「スケルトン」という競技が別にあり、そちらとよく間違えられるので注意してください。
そして、こちらのソリや「スケルトン」のソリも、も「ボブスレー」と同様に有名自動車メーカー製のことがほとんどです。
「ボブスレー」と「リュージュ」の違い
「ボブスレー」は2人や4人でソリに乗って行う競技ですが、「リュージュ」は1人だという点が最大の違いになります。
尚、この「ボブスレー」と「リュージュ」はそれほど間違えられることはありませんが、先のように、「リュージュ」と「スケルトン」はよく間違えられます。
少々強引になりますが、いわゆるドクロ(頭蓋骨)をスカルと呼ぶことから、そのドクロに相当する頭が前にくる方が「スケルトン」だという覚え方があるので参考にしてください。
まとめ
「ボブスレー」と「リュージュ」は、ソリに乗る人数が違う競技です。
また、「ボブスレー」には2人乗り、4人乗り共に体重制限があり、乗る人数の合計でそれをオーバーすることはできません。