この記事では、「剣道」と「スポーツチャンバラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「剣道」とは?
「剣道」とは、全日本剣道連盟によって定められている、剣術競技のことです。
実際の刀剣の代わりに竹刀を使い、きちんとした防具も着けた上で行われ、有効打突となる一打が相手に入ると一本(有効)となるというルールで行われます。
有効打突は、主に面、銅、小手への打ち込み、また喉は元への突きで、相応の勢いがあり、明らかに入ったと審判員が判定した時になりますが、このように曖昧な基準となっており、電子判定の類いは一切用いない為、同じ局面だとしても、審判員によって判定に変わることも少なくありません。
反則となる行為が色々あり、合計二回犯すを相手の一本となります。
例えば、場外に出ること、片手(もしくは両手)が竹刀から離れてしまった場合、故意に相手の肩に竹刀を当てる行為などがあげられます。
「スポーツチャンバラ」とは?
「スポーツチャンバラ」とは、創始者である田邊哲人氏によって広められた競技で、エアーソフト剣と呼ばれるものを武器として使い、防具にはアクリル製の面のみが用いられます。
「剣道」を子供でも気軽に楽しめるように考案されたことから、ルールもかなり簡略化されており、エアーソフト剣が相手の体のどこに当たっても、相応の勢いがあれば「一本」となります。
また、直接手や足を使わなければ、場外に出ること以外にこれといった反則はなく、その場外のみ、二回犯してしまうと相手の一本となってしまいます。
「剣道」と「スポーツチャンバラ」の違い
「剣道」と「スポーツチャンバラ」の違いを、分かりやすく解説します。
「剣道」は、昔から日本に伝わる剣術競技として確立されたものですが、「スポーツチャンバラ」は、1971年に先の田邊哲人氏がルール化し、スポーツとして定着した競技になります。
また、「スポーツチャンバラ」では、高額な道具が一切必要なく、ルールもとても簡単なので、子供だけでなく、大人にも広く楽しまれています。
まとめ
「剣道」と「スポーツチャンバラ」は、このように違います。
厳密にはかなり異なりますが、簡易化された「剣道」が「スポーツチャンバラ」だと考えていいでしょう。