この記事では、「重量挙げ」と「パワーリフティング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重量挙げ」とは?
「重量挙げ」とは、両手でバーベルを持ち上げる競技の1つで、2つの種目の合計値で順位が決定するスポーツです。
1つ目の種目は「スナッチ」で、床に置いた状態から腕を曲げずに一気に頭上まで持ち上げます。
膝を曲げる分には構わないので、持ち上げると同時にその姿勢になり、そこから立つことができれば成功です。
2つ目は「クリーン&ジャーク」で、一般的にはこちらの方が有名な種目です。
床から肩まで一度持ち上げて一旦そこで止め、その状態から足を前後に開きながら頭上まで一気に上げ、足が揃った直立の状態になれれば成功となります。
共に最後の状態で静止したまま数秒止まり、そこでジャッジの判定があります。
男女共に10階級の体重別で争われますが、五輪種目としては共に7階級となっています。
「パワーリフティング」とは?
「パワーリフティング」は、バーベルを使ったウエイトトレーニングが種目化したもので、3つの種目で争われるスポーツです。
1つ目は「パラレルスクワット」で、屈んだ状態で肩の後ろにバーベルを背負い、その状態のまま立ち上がるという種目になります。
2つ目は仰向けに台に横になった状態から持ち上げる「ベンチプレス」、最後は床に置かれた状態から腕を上げずに持ち上げる「デッドリフト」です。
五輪種目には採用されていませんが、「重量挙げ」のように男子は8階級、女子は7階級の体重別となっており、3つの種目の合計で争うだけでなく、「ベンチプレス」はそれだけの大会も開催されています。
「重量挙げ」と「パワーリフティング」の違い
「重量挙げ」と「パワーリフティング」の違いを、分かりやすく解説します。
先のように、これらはそれぞれ行われる種目が異なるバーベルを使ったスポーツです。
「重量挙げ」は、別名で「ウエイトリフティング」とも呼ばれ、英語では“Weightlifting”と表記されます。
まとめ
「重量挙げ」と「パワーリフティング」は、このように違います。
「パワーリフティング」の各種目はウエイトトレーニングでお馴染みで、その延長で競技に出場する選手も少なくありません。