この記事では、「重い」と「重たい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重い」とは?
「重い」の意味と使い方について紹介します。
意味
「重い」は「おもい」と読み、「そのものを持ち支えるのに大きな力を必要とする状態のこと」「押さえつけられている様で苦しい様子」「程度が甚だしい様子」「簡単ではない様子」「地位や身分が高く責任があるくこと」という意味です。
使い方
「重い」は形容詞で、「カバンが重い」と文末に使ったり、「重い荷物」と名詞を修飾して使ったり、「重くのしかかる」と副詞として使います。
対象となるものは、物理的に目方があるものの他に、精神的にストレスを感じる様なものごとも表します。
実際に目方がある物や、大切なものなどがあるという「事実」を主体にしている表現です。
「重たい」とは?
「重たい」の意味と使い方について紹介します。
意味
「重たい」は「おもたい」と読み、「目方や責任があること」「目方や責任があることで、精神的・肉体的に辛いと感じ、それを人に伝えたいという気持ち」という意味があります。
使い方
「重たい」も形容詞で、「カバンが重たい」と文末に使ったり、「重たい荷物」と名詞を修飾して使ったり、「重たく感じる」と副詞として使います。
「たい」は接尾辞であり、「願望」を表す助動詞「たい」が変化したものと言われます。
現在目の前で「目方のあるもの、責任があるもの」があり、それに対して「辛い、ストレスを感じる」という気持ちを人に伝えたいという願望を表す言葉です。
「重い」と「重たい」の違い!
「重い」は、「重いという事実を表す言葉」です。
「重たい」は、「重いことに苦痛を感じて人に伝えたいという気持ちを表す言葉」です。
まとめ
「重い」と「重たい」は、ニュアンス的な違いがあります。
事実を述べたいのか、人に共感して貰いたいのかで使い分けましょう。